みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
9月から10月まで2ヶ月間にわたって担当しました、香川県Setouchi-i-Baseでのデジタルリスキリング実践講座。
香川県のみなさんのデジタルリスキリングに加えて、地域の学習コミュニティづくりをするというちょっとおもしろい取り組みでした。
開催した結果どうったのか!?2回にわたりレポートをお送りします。
ということで、今回は「目指せ、地域の学び場づくり!Setouchi-i-Baseデジタルリスキリング実践講座開催レポート」です。
では、行ってみましょう!
Setouchi-i-Baseとは?
Setouchi-i-Baseは、香川県の情報通信関連産業の育成や誘致、そして働く場の創出を目指したオープンイノベーション拠点です。
ここでは、人材育成講座を行うとともに、コワーキングスペースなどを提供し、活動・交流の場を支えています。また、各分野の専門家であるコーディネーターが常駐しており、相談やサポートも受けられる環境が整っています。
ここで開催されている講座のひとつ、「デジタルリスキリング実践講座」を今回は担当させていただきました。
デジタルリスキリング実践講座の概要
デジタルリスキリング実践講座は、地域におけるDX人材の育成を目指して行われたものです。
9/11から10/23まで、毎週水曜日、全6回にわたり、デジタルスキルを学び、活用するための知識と実践の場が提供されました。
- DAY1・DAY2: デジタルリスキリングの基礎、学習戦略の立て方や実践の進め方について学びました。リスキリングはいきなりはじめてもうまくいきません。その理由とともに、準備して臨むことの重要性を強調しました。
- DAY3・DAY4: スプレッドシートの基礎と実務で役立つ5つの関数を学びました。この基礎は他のデジタルスキルにも応用可能な内容で、デジタルリスキリングのスタートとして最適なスキルといえます。
- DAY5: Google Apps Scriptを使ったプログラミングに触れながら、実際にどのようなものかを体験しました。プログラミングの雰囲気を味わうことで、ITやデジタルの見え方が少し変わってくるかも知れません。
- DAY6: 成果発表プレゼン大会が行われ、受講生全員がこれまで学んだことをスライドにまとめて発表しました。
今回は合計16名の方が参加してくださいました。
デジタルリスキリング実践講座の特徴
ただ、本講座は、みなさんが受講生として学び、デジタルリスキリングをするというだけでは終わりません。
この講座の最大の特徴は、「コミュニティとしての学び」を重視している点です。
リスキリングやDXは、コミュニティで学ぶのが最適です。そして、今回の講座をきっかけに、高松に地域のリスキリングコミュニティをつくろうというのが、もうひとつの大きな目標でした。
ですから、単に講師から受講生へ一方的に情報を伝達するだけでなく、講師、受講生、そして事務局がN対Nの関係性で学び合う、そのようなコミュニティを形成をイメージしながら進めていきました。
具体的には、こうです。
まず、全員にSlackワークスペースに入っていただき、そこで事前課題やインターバル課題の共有、講義中のアウトプット、その他交流に活用します。
講座中は、アイスブレイク、グループワークなどを行い、またプレゼン大会などを実施し、お互いアウトプットし合う機会を設けました。
講座の後には希望者で懇親会も行い、受講生同士のつながりを深める機会を積極的に設けました。
DAY1の講義冒頭で「懇親会行く!という方いらっしゃいますか?」と尋ねたところ、えーちょっと様子見…みたいな雰囲気になっていたのを覚えていますが、DAY6の懇親会にはたくさんの方が参加してくださるようになりました。
こうした取り組みにより、ただのスキル習得を超えた「地域のリスキリングコミュニティ」を作り上げることが目標でした。
成果発表と受講生の声そして今後の課題
DAY6の成果発表では、受講生全員がそれぞれ学んだ内容を共有しました。
中には、講座でお伝えした内容を超えて、生成AIやGoogleツールを駆使して新たな取り組みを行ったり、自分なりのアイデアを実践したりという発表もあり、素晴らしい発表が相次ぎました。
懇親会ではみなさんから「講座がとても楽しかった」「今後もこのコミュニティで活動を続けたい」「Slackのスペースは残してほしい」など、多くの前向きな声が寄せられました。…講師冥利につきますね。
Zoomでの勉強会やもくもく会、忘年会や新年会など、色々なアイデアが出てきました。
水曜・木曜の高松への往復は正直大変でしたが、もう高松に行ってみなさんに会う機会はないのか…と思うとなかなかにさみしいものがあります。
僕が訪れることなく、リアルで刺激する機会がない中、今後のアクションをいかに起こしていくかが今後の大きな課題です。
Slackでのやり取りがたよりですが、なんとか実現していきたいところです。
まとめ
以上、「目指せ、地域の学び場づくり!Setouchi-i-Baseデジタルリスキリング実践講座開催レポート」についてお伝えしました。
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。
次回は、第2弾。地域コミュニティ成功の秘訣について考察しています。
どうぞお楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!