リスキリング講座「費用の7割」を国が補助、ただし条件は転職すること

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リスキリング講座「費用の7割」を国が補助、ただし条件は転職すること

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、リスキリング講座「費用の7割」を国が補助、ただし条件は転職することです。

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

転職することを条件にリスキリング費用を国が補助

今日はニュース記事を紹介します。

どんな記事かというと、「ヤフーのリスキリング講座「費用の7割」国が補助。ただし条件は“転職すること”」です。

LINEヤフーテックアカデミーという、未経験者からITエンジニアへの転職を支援する新たなリスキリングプログラムを開設したんです。

その「Webアプリケーション開発コース」が、10/12から申込を開始したというニュースです。

55万円の受講料のうち35万円が補助される

こちらのコースの目玉は、経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」にLINEヤフーテックアカデミーが採択されたため、条件を満たすことで最大で受講料の7割がキャッシュバックされるといったものです。

具体的に言うと、税込み55万円の受講料がかかるんですが、そのうち35万円が補助としてキャッシュバックされる形です。

転職の意向があることが前提

ただし、記事のタイトルにあるとおり、キャッシュバックの補助を受けるためには「転職の意向があること」が、前提になっているんです。

つまり転職を考えていない人はリスキリング補助の対象にならないという制度設計になっています。

このような経産省のリスキリング支援のあり方について疑問視する声もあると伝えています。

Webアプリケーション開発コースを詳しく見ていく

さて、もうちょっと詳しくこのリスキリングプログラムと補助の内容について見ていきたいと思います。

まずこちらの「Webアプリケーション開発コース」なんですが、学習期間は2023年11月6日(月)~2024年3月3日(日)まで約4ヶ月間のコースになっています。

内容としては以下のとおりです。

  • Webページの作成の基本であるHTML/CSS
  • プログラミング言語Java
  • Java言語によるWeb開発を効率化できるフレームワークSpring Boot

これらを用いてWeb開発基礎全般をマスターできるというものです。

開発する上で必要となるLinuxの知識だったりとか、ソースコードのバージョン管理に活用するGit・GitHubといったものも総じて学ぶことができるコースになっています。

全体で320時間の学習時間が目安

技術学習のしかたに関して言うと動画学習が基本になっています。

全体で320時間の学習時間が目安になっていますので、平均にして毎日2~3時間、学習時間が必要です。

動画だけではなくて、支援として、専属メンターとのメンタリング25分が週2回あり、さらに課題レビュー、チャットサポートなどを受けることができます。

動画だけだと理解しきれなかったりとか詰まったりとかでクリアできないとかといったことがありそうなんですけれど、そのあたりはこういった支援でカバーするということになりそうです。

学習環境として、オンライン自習室やメンター相談室、加えて月1~2回のオンラインイベントが用意されています。

このような形で受講生同士の交流も促進して、孤独な学習にならないようにサポートしていくという形です。

これらに加えて転職支援がついています。専属キャリアカウンセラーとの面談がありまして、学習と並行して転職活動を進めていくプログラムになっています。

受講条件

こちら受講条件がありまして、一つは雇用状態であることです。つまり、正社員・パートアルバイト・契約社員・派遣社員のいずれかである必要があります。

僕みたいに会社経営をしていたりとか、フリーランスの方は対象外になってしまいます。

プラス、転職の意向があることが条件になっています。

以上のプログラムで金額は税込55万円です。

分割払いもどうやら用意されていて、月22,825円、おそらく金額的には2年払いくらいかなというふうに思います。

補助に関してはキャッシュバックという形で得られまして、こちら2段階になっています。

まずは受講して、修了証をもらえた時点で50%のキャッシュバックがあります。

プラス転職を成功させて、そのあと1年間継続して就業したこと、これが確認できればさらに20%のキャッシュバックが得られるという内容になっています。

どんな人に向いているか

このようなプログラムなんですけれど、おそらく人によっては自分は無理だなという方もあると思いますし、人によってはけっこう魅力的なのかもしれないなと思います。

どんな人に向いているか整理していきたいと思います。

金額を投資できるか

まず金額です。やはり税込55万円かかります。分割でも月2万円ちょっとかかりますので、この支払いを決定できるかっていうところがポイントです。

キャッシュバックがあるとはいえ、確実に得られるわけではないので、金銭的にまったく余裕がないなっていう人はちょっとこの金額を投資するというところが判断しきれないかもしれないと思います。 

時間が確保できるか

次に、学習時間がみっちりとれるかどうかです。

平均2~3時間、4ヶ月、これがやりきれるかどうかということになります。

さらに雇用状態にあることが条件になっていますので、正社員も対象ではあるんですけれど、フルタイムで残業が多い人だと学習時間の確保がけっこう厳しいかもしれないなと思います。

一方でフルタイムでない人、パート・アルバイトさんとか派遣社員さんであれば、これくらいの時間をかけて一気にキャリアをひっくり返して一発逆転を狙うという作戦はけっこうありなんじゃないかと思います。

動画だけでは習得が厳しい

学習に関してなんですが、動画を見るだけだけだと技術の習得としては厳しいと思います。

課題がありそうなので、それの量がどれくらいかということなんですけれど、やはり自分で手を動かしてなんぼというところがありますので、課題をみっちりやるというのが最低条件だと僕は思います。

さらに課題のレビューやチャットのやりとり、メンターさんとのやりとり、他の受講生同士の交流など任意で活用できる環境が多く用意されている印象なので、そこを徹底的に活用していけば、習得の確率は上がると思います。

年齢の壁には気を付けたい

あと気をつけたいのは年齢です。

年齢制限は無さそうなんですけれど、35歳以上の方は申し込み前に一旦相談してくれと書いてあったとおりです。やはり転職が前提となっているので、年齢はどうしても転職の成功比率に関わってくると思います。

さらに今回の場合でいうと、未経験からIT業界への転職となると、やはりどうしても高齢の人材は未経験人材として雇いづらいというのがあると思います。

じゃあどれだけ転職が成功するのか

こちらなんですけれど、じゃあどれだけ転職が成功するのかという話なんですね。

記事の中ではこの前身である1期生の87%がプログラミング未経験でしたが、そのうち美容師やホテルマンからIT企業のエンジニア職に転職した事例もあると伝えています。

ただし現状の転職成功率や、将来的な転職成功率の目標については「回答できない」と報じられています。

ただ僕としてはこの転職プログラムは悪くないかなと思っていまして、転職が成功しなかったとしても、修了さえすれば50%のキャッシュバックが得られますので、持ち出しは30万円です。4ヶ月だと月々7.5万円くらいになります。

この投資でWebアプリを作るための全般的な基礎スキルを身に付けることができて、大きくキャリアチェンジをする機会を得られるのであれば、けっこう魅力的だと思います。

これから転職を推進するプログラムがどんどん出てくる

このLINEヤフーと同様に、経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」については今2次公募が採択された段階です。

1次公募で51事業者、2次公募で36事業者がすでに採択されており、現在3次公募を受け付け中ということですので、転職を推進するようなプログラムがどんどん出てくると思います。

この経済産業省の支援がどういった仕組みになっているかといいますと、受講者がリスキリング講座を修了した場合、40万円を上限に受講費用の2分の1の補助が認定業者に支払われます。

さらに講座後に実際に転職し、その後1年間継続的に就業していることなどを確認できる場合には、16万円を上限に講座の受講料の5分の1が、追加で補助されるということになります。

LINEヤフーの取り組みはまさにこれに沿った形になるんですが、ほかの企業からも転職を前提としたリスキリングプログラムが出てくるので、大きくキャリアをチェンジしたいという方にとってはけっこうチャンスが出てくるという気はしています。

ただこの経済産業省の補助でいうと、雇用状態であることとか、転職の意向があることが条件になっています。

そして、転職前提だと、どうしても年齢の壁はでてきてしまうので、この支援事業自体は、ある一定の層の人達のみ対象になってしまうというのはあるなというふうに思います。

たとえば転職意向の無い人達とかミドルシニアの人達、こういった人達をどうやって支援していくかというのは別のアプローチで考えて行く必要があると思っています。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「リスキリング講座「費用の7割」を国が補助、ただし条件は転職すること」をお届けしました。

LINEヤフーテックアカデミーのリスキリングプログラムを参考に、経済産業省のリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業について紹介しました。

補助の対象となる人達は限られているとはいえ、思い切ってスキルを身に付けてキャリアアップを図りたい人にはけっこうチャンスじゃないかなと思いますので、ぜひご活用いただけるといいと思います。

一方でリスキリング、特にデジタルリスキリングでいうと必要としている人はもっとたくさんいますので、その人達をどうやって支援していくかというのは、また別の方法で考えて行く必要があると思います。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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