4割の企業がコロナ禍前と同じ働き方に戻す

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4割の企業がコロナ禍前と同じ働き方に戻す

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、4割の企業がコロナ禍前と同じ働き方に戻すです。

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

驚いたニュース:東洋経済さんの記事

今日は「驚いたニュース」というハッシュタグ企画について話をしていきたいなと思っています。

今日は七夕なんですけれども、その雰囲気に反しまして、ちょっと残念な記事を紹介したいなと思ってます。

どういった記事かというと、タイトルが「ハンコに長い会議なぜこうあっさり復活したのか。コロナ時代の暫定措置でしょの一言に唖然」という東洋経済さんの記事になります。

タイトルからもう残念な雰囲気がプンプンしてるんですけども、新型コロナが5類に移行したことをきっかけに、働き方がせっかくいい方に変わったのに、なぜか元通りに戻ってしまう。こんな事例を いくつも紹介するような記事になってます。

新型コロナ5類移行時の働き方の変化に関する実態調査

まずは帝国データバンクによる新型コロナ5類移行時の働き方の変化に関する実態調査。こちらが紹介されていたので見ていきます。

今年3月全国の企業1万1428社対象に 新型コロナが5類に移行した時に働き方どうなりますかという質問したんです。

回答として1番多かったのが、 コロナ禍前と同じ働き方に戻すというのは39パーセント。次いで、コロナ禍前と2割程度異なるこれが22.5パーセントです。

そして、半分以上異なると答えたのは、わずか15.5パーセントということになりました。

つまり、4割の企業は、もうコロナ禍前と全く同じ働き方に戻すという回答をしてるんです。

テレワークが原則出社への事例

これに続いて、様々な残念な事例をこちらの記事では紹介されてます。まずは、広告代理店のkさんの例です。

2年間テレワークをしていたんだけれども、コロナが5類に引き上げられた結果、原則出社になりました。

テレワークになったとしても、生産性は全然変わらなかった。しかし、一方で、QOLがものすごく良くなったっていうふうに答えられてたんです。

つまり、家族に使える時間も増えましたし、時間の使い方の柔軟性もあります。

この方の場合は、さらに、通勤時間です。これが、片道1時間45分かかるということで、 これがもう、毎日出社に戻るのは、さすがにしんどいなっていうふうに思います。

こちら、国土交通政策研究所の報告書、この引用が紹介されていました。

通勤電車に乗る時間が長いと、慢性的な疲労が見られる。さらに、体力の消耗のみならず、混雑した環境は、強い心にストレスを生むことが分かっている。

よくよく考えたら当たり前の話なんですけれども、やはり通勤電車、時間もそうですし、体力もそうですし、そして、ストレス、こういった面で、色々と持ってかれちゃうという話ですよ。

僕なんかで言うと、もう、独立してから、ここ10年近く、ずっと自宅仕事をしてるんです。

毎朝、通勤電車に乗るなんて、もう全く考えられないなっていうふうに思うんですけども、おそらく、テレワークから 原則出社に戻った方は、それに近いようなショックを受けてるんじゃないかなと思います。

ハンコに関する事例

あと、別の事例としては、ハンコに関する事例もありました。

テレワークになって、電子証明でオッケーだったにも関わらず、原則出社をきに、リアル紙とハンコに戻ったということなんです。

これは、戻すのは戻すにも結構めんどくさい話なんじゃないかなっていうふうに思うんですけどね。

さらに、ハンコに関して言うと、綺麗にハンコ押せるからということで、押印代行を上司から依頼されるという話も紹介されてました。

電子証明であれば、こんなのは全く意味がない話なんですけども、実際、この上司で言うと、何かしらかの意味があったんでしょうね。

あと、会議に関しても、原則出社になったことで、長くなったという事例が挙げられていました。

これは、オンラインzoomだろうが、リアル会議だろうが、同じような話かなっていうふうには思うんですけれども、 その方に関して言うと、zoomに制限時間があったそうなんです。なので、それが良かったと。ただ、出社になって、その制限時間が外れてしまったので、例えば、1時間の会議が、2時間45分に長引いてしまったみたいなこともありましたと。

これが、例えば、オンライン会議であれば、画面オフにして、ちょっと別の仕事をするとか、そういったこともできなくはないのかもしれません。ただ、リアルだと、それは 本当にやりづらいと。

なので、よりストレスが溜まっちゃうということなんでしょうね。ただ、会議に関して言うと、 オンラインだろうがリアルだろうが、意味のない会議は、どんどんやめちゃえばいいという話なのかなと思いますので、これに関しては、コロナ禍前に戻るとか戻らないとか、そういったこととは関係ない話かなというふうには思います。

対面重視の事例

そして、もう1つ事例としては、IT企業の営業さんの事例がありました。

この方は元々、自宅だと、姑さんがいるので、在宅はむしろ生産性若干難ありだと、そういうふうに思われていたので、出社に戻ることを喜んでいらっしゃったんです。

ただ、オフィスに戻ると、対面重視ということで、営業活動は全て対面に戻ってしまいました。なので、遠くのお客様に会いに行く時にも、電車を乗り継いで、長い時間をかけて直接お伺いしないといけない。

先方からは、ビデオ会議でいいのにとか、IT企業なのにそれでいいのかとか、そういったこと言われちゃって、なかなか肩身が狭い感じだなと思いますね。

4割の企業が、コロナ禍前の働き方に戻す

ということで、4割の企業が、コロナ禍前の働き方に戻すということで、今回紹介した事例っていうのは、かなり目立つ事例ではあるかなというふうに思いますので、全部が全部、そうというわけではないのかなと思うんですけれども、昭和の働き方への引力がすごい会社が、あるということなんですよね。

ただ、こういう会社に自分の働く時間をずっと預けてるっていうのは、さすがにやばいのかなと思ったりします。

そういう働き方が、すごく自分にマッチしてるとか、好きなら、続けてもいいかなっていうふうに思うんですけれども、それによって、ストレスを感じるとか、自分に合わないなって感じるのであれば、少しずつ転職活動するなど、他の選択肢は模索しておいた方がいいんじゃないかなって思うんです。

なぜ現状維持バイアスに逆らってまで戻そうとするのか

もう1つこの記事の中では、現状維持バイアスというワードが使われてるんです。実際、コロナ禍に入る前、 ITをいくら導入しようと思っても、現状維持バイアスが働いて、もう全然働き方変わらなかった、そういった会社も多かったわけなんです。

しかし、一旦、コロナ禍のおかげでリモート中心の働き方にシフトすることができました。ただし、そこから戻る時には、その現状維持バイアスは効かなかったわけです。昭和的な働き方に戻ろうとする引力の強さが半端なかったということです。

その内訳で言うと、原則出社に戻したいとか、会議が大好きっていうのはどうやらハイコンテキストなコミュニケーションをしたい偉い人たちがたくさんいるのであれば、そこに戻ってきそうなのはなんとなく理解できるんです。

しかし、電子署名をハンコに戻したいとか、営業をオンラインでよかったものを対面でやるべきだとか、ここは生産性に関してはマイナスだろうし、せっかくそれに慣れたんだったら、ずっとそれを続けてりゃいいのに、なぜ戻そうとする引力が働くのかっていうのが、僕には全然わからないなと思うんです。

おそらくそこに何らかの心地良さがあるんでしょうけれども、うまく言語化できないなと思ってます。

もしリスナーさんの中で、こういう理由があってハンコに戻したいんだとか、こういう理由があって営業は対面でやった方がいいんだとか、その理由がわかる方いらっしゃいましたら、ぜひコメントいただければ嬉しいなと思います。

ということですね。今日は、コロナ禍前の働き方に戻す企業が4割と、このようなびっくりするようなニュースについて紹介をさせていただきました

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「4割の企業がコロナ禍前と同じ働き方に戻す」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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