今さら聞けないChatGPTとの付き合い方の最初の一歩

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今さら聞けないChatGPTとの付き合い方の最初の一歩

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、今さら聞けないChatGPTとの付き合い方の最初の一歩です。

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

ChatGPTどう使う?

今日はChatGPTどう使う?という話しをしていきたいなと思います。

ChatGPTに関しては、スキルアップラジオのリスナーさんの中では、だいぶ使っている方も増えてきているとは思いつつ、一方で業務で使ったことがあるのは10%くらいという話もあるので、まだまだこれからかなあというところでしょうか。

「ひとまず使ってみたいけど、どうやって使ったらいいの?でも今更聞けないなあ」という方向けに、最初の一歩的なChatGPTの使い方の話ができればと思います。

まず、ChatGPTはGoogleのように「調べ物をする」というふうに捉えている方がいますが、それはちょっと違っていて、最近精度が上がってきているとはいえ、必ずしも正しい情報が与えられるとは限らないいうことなんです。

どちらかというと「ChatGPTにタスクを依頼する」という考え方のほうが、使いどころがぐっと広がるんじゃないかなと思っています。

使い方の具体例7つ

具多的にどんなことがお願いできるというと、ノンプログラマーの方が依頼すると仮定して、7つの例を紹介します。

たたき台として使う

まず1つ目がたたき台です。メールの作成やチャット、メールへの返信などのたたき台を生成するというものです。

ChatGPTに依頼する依頼文のことをプロンプトって言うんですが、例えば、「これこれという件名で謝罪メールを作成してください。」とお願いすると、ちゃんと件名に合わせて謝罪メールの雛形を作ってくれます。

必要に応じて変更すれば、実際に使えるよって話です。

他にも色々な文章のたたき台が作れるんですが、例えば商品などの紹介文やプレスリリース、SNSの投稿文とか、そういったもののたたき台を生成することができます。

アイデア出し

2つ目の使い方の例は、アイデア出しになります。

例えばプロンプト例としては、「これこれに関する企画案について、いくつか提案してください。」とこんな感じです。

どんなものがお願いできるかというと、ブログの記事タイトルとか、イベント企画、キャッチコピーとかですね。そういったアイデアをどんどん列挙してもらうことができます。

壁打ち

3つ目の使い方が壁打ちです。プロンプトの例としては、「これこれのプロジェクトはどのように進めればいいですか。」とこんな質問をするわけです。

そうすると、そのプロジェクトの進め方についてChatGPTが提案してくるわけです。

返ってきた提案に対して、実際に自分がどう行動したらいいかいまいちわからないなという時には、追加の質問をする。そんな感じで、プロジェクトを進める壁打ちとして使うことができます。

文章のテイストを変更する

4つ目の例なんですが、文章のテイストを変更するというものです。

例えばプロンプトの例で言うと、「以下の文章を小学生でもわかるように書き直してください。」というようなやつです。

文章のテイストを簡単にしたり、柔らかくしたり、逆に固くしたりとか、こういったことを依頼することができます。

なのでこの場合は、元となる文章もプロンプトとして与えてあげる必要があります。

要約、詳しく説明する

次の5つ目の使い方例なんですが、要約、もしくは詳しく説明するというものです。

プロンプトの例としては、「以下の文章を300文字ぐらいで要約してください。」というものです。もしくは、「〇〇について300文字くらいで解説してください。」というものになります。

ちょっと長い文章とか、ざっと内容を確認したい時とか、あとは、とある事柄の概要をざっと確認したいとか、そういった時に使うものになります。

ただ、こちらに関しては、ChatGPTが必ずしも正しい情報を出力してるとは限りませんので、その前提で活用する必要があるかなと思います。

翻訳

そして、6つ目の使い方が翻訳になります。「以下の文章を英語に翻訳してください。」こんな使い方です。

プログラミンのコード生成・デバッグ・解説

そして最後、7つ目の使い方例は、プログラミングです。プログラミングのコードを生成する、もしくは、デバッグや解説をしてもらうということに使えます。

例えばプロンプトの例としては、「〇〇のコードをこれこれの言語で作成してください。」とかです。「以下のコードをデバックしてください。」とか、「このコードを解説してください。」とかの使い方ができます。

ライトに使ってみるのをおすすめ

最近ネットを見ていると、ものすごいプロンプトの達人のような方々が増えてきて、たくさんの情報得られると思います。ですがそれを見て「うわぁ…」と壁を感じる人は、そこまで目指さなくてもいいと思います。

ChatGPTをはじめ生成AIも進化していく最中なので、今よりも適当な依頼でも、どんどん使えるようになっていくという進化は期待できるかなと思うんです。

もちろんプロンプトを極めるに越したことはありません。

ただ、そこで壁を感じて「やーめた」となるよりは、ライトに使い続けて、どんなプロンプトに対してどんな成果が得られるのか、そしてそれがどう進化していくのかというのを経験し続けることが大事かなと思います。

あまり堅苦しくかまえなくていいかなと思っています。

うまくいかない時のプロンプトの作り方

とはいえ、欲しい出力が得られないなという時もけっこあると思うんですよね。

その時は、正しい制約を設けるのがよいと言われていますので、その方向で試していくのがいいかなと思います。

プロンプトで制約を与える

方法としては2つあります。

1つ目は最初のプロンプトで制約を与えるという方法。もう1つは1回ChatGPTで出力されたものに対して追加で制約を与えていくという方法になります。両方試しながら使ってみればいいかなと思います。

どんな制約をつけるか~目的、ターゲット、ロール

どんな制約をつけるといいかというと、結構大事なのは目的です。どんな目的で今の依頼をしているのかというのを明確にすれば、てんで見当違いの回答がずらずらと出力されてしまうみたいなことは避けやすくなります。

あとは、ターゲットがいるならターゲットです。

そしてよくみなさんが用いているのはロールです。ロールというのは役割ということです。

ChatGPTを今利用している自分はどのようなポジションで、ChatGPTはどのような立場でタスクをこなしてほしいのか、ということを表現します。

例えば記事のタイトル案が欲しいのであれば、自分がブログの執筆者であり、ChatGPTはSEOに詳しい敏腕編集者であるといった感じで役割をつけてあげるということです。

出力形式を指定する

さらに、出力形式もきちんと指定しておくと、差戻しも少なくなります。

例えば企画であれば、「企画してください」ではなくて「企画書を作成してください」として、その企画書に必要な項目はどういった項目があるかを列挙してあげることですね。

こんな感じででてきた出力に対して、どんな制約を加えていくと欲しい出力が得られるのかをどんどん経験していくのが大事かなと思っています。

困ったらChatGPTに聞いてみる

ただ、どうプロンプトをかけば改善できるのかちょっと見えない時もあったりしますよね。そんな時は、「どんなプロンプトを書けばいいですか。」とChatGPTにお聞いてしまうとか、その目的のために必要なことを逆にChatGPTから質問してもらったりとかそんなやり方もあります。

まずは使ってみましょう!

何度も繰り返しになりますが、まずは使ってみるというのが大事かなと思っています。

現時点で、これが正解の使い方というのはないですし、全員が最高峰のプロンプトのテクニックを使いこなしている必要はないかなと思うんです。

ChatGPTはじめ、AI技術もどんどん技術も進化していって、さまざまなノウハウが提供されていくことになると思いますので、自分の業務ではどういうふうに活用できるかな?と考えたり、実際に試して使ってみたりとか、そうゆうことをしながら経験を積んでいけばよいと思います。

まだChatGPT触ってないよっていう方は、これを機にぜひ使ってみてください。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「今さら聞けないChatGPTとの付き合い方の最初の一歩」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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