大学院集中講義で実践している超参加型授業の6つの仕掛け

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大学院集中講義で実践している超参加型授業の6つの仕掛け

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、大学院集中講義で実践している超参加型授業の6つの仕掛けです。

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

大学院での集中講義~参加型にする6つの仕掛け

今週は、月曜日から東京工芸大学大学院にて集中講義の講師を担当しています。

金曜日まで5日間、全13コマの講義です。

講義名は「ビジネスコンピューティング特論」で、ちょっと内容がわかりづらいタイトルなんですが、ほぼデジタルリスキリング入門の内容です。

働く上でのスキルをどうやって身に付けていくか、それに加えてDXやソフトウェア開発の話を入れた内容になっています。

講義としては徹底的に参加型としているという特徴がありまして、その点どういった工夫をしているのか、2日間5コマを終えたところでそれがどのような効果をあげていたのかといったことについて話をします。

この参加型なんですが、実は6つの仕掛けをいれ入れていますので、1つずつ説明していきます。

アイスブレイク

まず1つ目はアイスブレイクです。

これは各回の講義の最初にやるんですが、3~4人のグループに分かれて、自己紹介と用意したお題について発表してもうというものです。持ち時間は1人1分で、全体として5分くらいの内容になります。

アイスブレイクは、まずは声を出してもらって緊張をほぐしつつ、参加型のエンジンをかけてもらうというのが役割になります。

質問演習

2つ目の仕掛けが質問演習です。これはだいたい8分~10分に1回を目標に、僕からの質問について回答してもらうというものになります。

いつもZoomを使っているときはZoomのチャットを使うんですが、今回はClassroomを用意してもらえましたので、Classroomの質問の機能を使っています。

文章形式または選択式で回答できる質問を出題することができますので、それについてみなさんに回答してもらいます。さらにその回答は学生さん同士でお互いに見ることができます。

僕が、その集まった回答に対していくつかピックアップしてコメントをする、といった流れで活用しています。

今回初めてClassroomを使っているんですが、非常に使いやすいなと思います。

つぶやき

次の仕掛けは「つぶやき」です。目からウロコだったとことや気づき、ひとりごとなどをみなさんの好きなタイミングでつぶやいていただきます。

ノンプロ研ではいつもTwitterを使ってもらっているんですが、今回は全員に事前にアカウントを準備してもらうのが少し難しいかなというのがあったので、専用のチャットスペースを作って、そこでつぶやいてもらうようにしました。

ただやはり、みなさん自由なタイミングでつぶやくというのが少し難しいようなので、例えばアイスブレイクをした時に発表した内容をつぶやいてもらうとか、今のところはこちらで指示したときに使ってもらうようにしています。

これに関しては、運営体制として講師だけではなてTAさんがいるなど複数人体制の場合、TAさんなどがつぶやきのお手本見せることができますので、N対Nの体制で学びの場を作るというのはかなり有効なんだなと感じます。

質疑応答の受付

4つ目の仕掛けが質疑応答の受付です。

これも専用のチャットスペースで受付をしています。1日目は少なかったんですが、2日目では少し質問が出てきたのでよい傾向だなと思っています。

質問は正義ということで、質問が出てくると僕もみなさんの理解度を図ることができますし、それに対して回答することで全員にプラスアルファの情報をお伝えすることができますので、質問いただくのはほんとにうれしなあと思っています。

リフレクション

5つ目の仕掛けはリフレクションです。これは講義の最後に毎回やるんですが、講義で得た学びや気づき、まず5分間は自分だけで専用のドキュメントに入力していきます。

その後入力した内容をもって3~4人のグループに分かれ、1人3分ずつ発表し、それについてさらにディスカッションします。

さらにそのディスカッションした内容を受けて、必要に応じてドキュメントを追加・修正して課題として提出することになります。

これもClassroomの課題提出の機能を使っているんですが、こちらで用意したテンプレートを全員にコピー配布して、それぞれ入力したものを提出してもらえるので非常に便利な機能だなと思います。

成果発表LT

そして最後の仕掛けは成果発表LTになります。こちらに関しては、最終日の2コマ使って、各人スライドを用意してもらってライトニングトーク、つまり短いプレゼンをしてもらうというものになります。

最終日にみなさんが発表することになりますのでどんな発表になるか楽しみにしています。

参加型のメリットは強大

このように6つの仕掛けを用意して参加型の授業にしているわけなんですが、この参加型のメリットは非常に強大なんです。

受け身の状態で興味を持ち続けられるのは平均8分と言われています。ずっとインプットだと興味を失って、頭に入らなくなっちゃうんですね。

なので、できれば8分に1回参加型のタイミングを設ける。これが質問演習だったりつぶやきだったりするわけです。

学習の原則のポイント

さらにデジタルリスキリング入門の3章、学習の原則のポイントのうち、2つご紹介します。

1つは関連付ける。授業の内容を自分とか自分の考えとかに関連付けるというものです。

もう1つはアウトプット。アウトプットの比率は、学習だと6~7割というのが理想と言われています。とにかくアウトプットの機会を用意するのが参加型にすることで得られることになります。

毎週開催できるような講座の形式であれば、例えば毎週2時間やって、その次の講座までに宿題に取り組んでもらうことができるんですが、今回は5日間連続の集中講義なので、みなさんたくさんの宿題をこなすのはなかなか大変なわけです。

なので講義内でのアウトプットの時間をかなり多く用意しました。2日間やってみた印象からすると非常にうまくいってるなあと思います。

設備やツールも進化

そして驚いたのが設備です。教室にプロジェクターが完備されていてマイクも使えますし、Wifiもしっかりしている。

学生は全員PCを持ち込み、Googleアカウントが配布されているので、Classroom、Chat、スプレッドシートを使いこなしながら授業を受けることができるんです。

人によってはタブレットやスマホも持ち込んで複数の画面を映しながら履修されていました。

僕も20年前は大学院生だったときがあるんですが、その時はほとんど黒板の板書、もしくは資料を配布して先生がしゃべるだけ、みたいな感じだったので、今ではほんとさまざまなツールを使えるようになって便利な世の中になったなと思います。

高ITリテラシー人材の社会進出

さらに学生のみなさんはめちゃめちゃITリテラシーが高くて、全く使い方とかのサポートをする必要がなかったというのが感心しました。

企業の偉い人達に聞いて欲しいんですが、こういったデジタルツールを普通に使いこなす人達がこれから会社に入ってくるわけなんですね。

そういった子たちから見て、先輩や上司がIT苦手で全然使いこなせないのは、はっきり言ってかっこ悪いと思うんじゃないかなと思います。

そんな感じで2日間講義を進めてきて、今のところすごくいい感触があります。

今回は集中講義スタイルということで宿題ができないわけなんですが、これは、企業をはじめ様々な組織の単発のセミナーとかワークショップを開催するときにうまく応用できるスタイルになるんじゃないかなと思います。

そんな感じであと3日間講義を担当させていただくわけなので、また発見とか気づきとかあればみなさんにお伝えしたいなと思います。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「大学院集中講義で実践している超参加型授業の6つの仕掛け」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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