越境学習は個人も組織も大きく成長させる可能性を秘めている

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越境学習は個人も組織も大きく成長させる可能性を秘めている

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、越境学習は個人も組織も大きく成長させる可能性を秘めているです。

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

越境学習は個人も組織も大きく成長させる可能性を秘めている

9月から『越境学習支援プロジェクト』が本番スタート

今日はこの9月から『越境学習支援プロジェクト』が本番スタートしますので、越境学習とは何かというのに触れつつ、みなさんにこのプロジェクトについてお知らせをしたいと思っています。

越境学習とはなにか

まず越境学習とは何かということなんですけれど、普段から所属している組織であるホームと、それとは異なるコミュニティであるアウェイとを、行ったり来たりしながら行う学習を越境学習といいます。

ホームというのは慣れ親しんだ場所ですね、多くのビジネスマンの場合は職場がホームといえます。

アウェイというのは、慣れ親しんでない、居心地の悪い環境、その名の通りアウェイ感を感じる場所です。

例えば、はじめて参加するボランティア活動とか、副業とか、コミュニティ活動とか、そういったものがアウェイです。

アウェイとしてのノンプロ研

今回の越境学習支援プロジェクトでは、アウェイとして越境するのは、僕が運営している学習コミュニティ「ノンプロ研」になります。

ノンプロ研は200名近くがZoom、Discord、Slackなどオンラインを中心に活動しているオンライン学習コミュニティです。

しかし、入会されたばかりの方の多くが、膨大な活動量とイベント数で圧倒されてしまうそうなんですね。

20代から60代までの男女、職業もさまざま、大の大人がワイワイ一緒にプログラミングしたり、本を読み合ったり、発表し合ったり。しかもそれを皆さん自腹でお金を払ってやっているわけです。

今でいうと、自ら学ぶビジネスパーソンは半分以下などと言われてますから、職場などでは、なかなかそういう場所には出くわさないんですね。

それこそ普段の知っている世界とのギャップが大きい、文字通りのアウェイ感を感じていただけるわけです。

アウェイの洗礼

このアウェイ感を感じる中で活動をできるようになるというのが、越境学習の第一歩としては重要なんです。

このハードルを、僕はアウェイの洗礼と呼んでます。

そのハードルをなんとか乗り超えて、アウェイでの活動ができるようになると、仲間と学習するのが楽しくなってきて、スキルも身についてきて、それがとても良い習慣だと思えるようになってくるわけなんです。

逆カルチャーショック

すると学んだことをホームに返って実践をしようとか、ホームの皆さんにもこの良さを伝えよう、としたくなるわけなんですが、そこでもうひとつのハードルがやってくるわけなんです。

例えば実践しようとしてもホームではけっこう興味を持ってもらえないとか、場合によっては反対や抵抗をうけてしまったりすることもあります。

ホームとアウェイの熱量や価値観の差に悩むというハードルが生じるわけなんです。

このホームに戻ってきたときのハードルが、逆カルチャーショックと言われています。

このハードルを乗り越えながらホームとアウェイを行ったり来たりすることで、このようにいくつかの葛藤が生まれ、それを解消するために、自分を見つめ直してみたり、新しいことに挑戦してみたり、やり方を変えてみたり、色々な人に教えを請うてみたり、働きかけてみたり、そんなさまざまな行動を取るようになるんですね。

それらの行動は、ホームで「これでいい」と思っていたときには、まずしないわけなんですね。

冒険する力を培う

このように越境学習で様々な行動をすることによって培われる力は、探索して、新たなものを取り入れて、自らも変化し、組織にも影響を与えるなどという力で、石山恒貴先生の著書「越境学習入門」では「冒険する力」と表現されています。

まさに、変化の激しいにもかかわらず、停滞している組織にイノベーションを起こすことができる力が身につくということで、越境学習は大いに期待されているわけなんです。

ところで、本来、ノンプロ研に入会すること自体が、アウェイへの越境として成立しているんですね。これに気付くのはノンプロ研を立ち上げてしばらく後だったんですけれど。

『越境学習支援プロジェクト』がサポートするもの

ただ、越境学習でいうアウェイの洗礼で、コミュニティの活動にうまく参加できなかったり、それができたとしてもホームでの逆カルチャーショックを味わったり、その2つのハードルを超えられないことも実際に起こります。

そこをサポートしようとするのが、今回の『越境学習支援プロジェクト』です。

アウェイ感は葛藤を生じるのに大事なんですけれど、感じてもらいつつもきちんとアウェイで活動してもらったり、そこで学んだことをホームで実践できるように最低限の環境を整えたりという、いいバランスでのサポートを行うというものが越境学習プロジェクトとなっています。

トライアルの目覚ましい成果

3月からトライアルを実施していて、4社13名が参加しています。これが半年で目覚ましい成果を上げているんですね。

ITスキルの習得はもちろん、冒険する力に含まれる、課題を見つける力、学ぶ力、教える力、人を頼る力、人を巻き込む力などが身についたという報告が上がってきています。

また、組織側にもコミュニケーションやチームプレーの活性化、部署間の風通しがよくなったりとか、連携がはかどったり、といった効果について発表がされていました。

この発表を見て、まさに、仲間とともに冒険に出て、たいへんだったけど冒険から返ってくると、みんなで成長したねと称え合っている、そんな姿が見られているんです。

なので、少しの勇気と、そこそこの学習習慣が必要ではありますが、それを引き換えに組織も個人も大きく成長する可能性を秘めていると思うんですね。

9月からの越境学習支援プロジェクトの募集についてリンクはこちらです。

みなさまの、ご参加をお待ちしています。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「越境学習は個人も組織も大きく成長させる可能性を秘めている」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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