「日本の『働く』の価値を上げる」はどうやって生まれたのか

  • ブックマーク
「日本の『働く』の価値を上げる」はどうやって生まれたのか


みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、「日本の『働く』の価値を上げる」はどうやって生まれたのかです。

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

「日本の『働く』の価値を上げる」はどうやって生まれたのか

会社のミッション

よく、ミッション・ビジョン・バリューを創業時に作るようになどと言われますが、僕の場合は起業時にはそういったものは作ってなかったですし、「日本の『働く』の価値を上げる」というワードもなかったんですね。

そもそも「日本の『働く』の価値を上げる」はミッションだとは思うのですけど、ビジョンとかバリューとかって何だろう?それってそれぞれ必要なの?というのがいまいちピンと来てなかったので、まず調べてみました。

経営学者のピーター・ドラッカーが著書の「ネクスト・ソサエティ」の中でMVVの重要性を提唱されています

  • ミッション: わが社が社会で実現したいこと
  • ビジョン: わが社のミッションが実現したときの状態
  • バリュー: 大切にする価値観や行動指針

とされています。

それでいうと、「日本の『働く』の価値を上げる」はたしかにミッションだなと思っています。

僕の場合、ビジョンはないという感じですね。今、スタートアップでいうと、ビジョンを特に設けていないというケースもあるみたいです。

バリューも僕の場合は設けていません。

ただし、ミッションがあれば、おのずとどう判断すべきか、どう行動すべきかが導かれるんじゃないかと思っていて、その行動が日本の『働く』の価値を上げるのか?と考えることが行動指針になっていると思っています。

このように判断基準として、ミッションがあるというのはとても有効だと思っています。判断に悩まなくていいのでとてもラクができているなと思っています。

差別化ポイントとしてのミッション

もう一点、中小企業の差別化ポイントを生み出すというメリットもあると思っています。

たとえば僕の場合、ミッションがないとどうなるかということなんですけど、

ITの開発会社を考えたときに、お仕事の依頼があったとします。自社で受けられるか考えて、受けられるなら受けるし、そうでなければ、他者に依頼できるか考えるんですね。

その場合当然実入りが必要なので、紹介料的に中抜きするわけです。

ただ。そういった活動が『働く』の価値を上げるに沿うのか?といったら沿わないので、今はそういう仕事はしていません。

良い仕事が成立するためには、自分のところが間に入ってコミュニケーションコストがかさむようになるよりは、直接つないだほうがより良いシステムを作れるだろうと思うんですね。

僕がやっているような行動は、お金的には損するように見えるんですけど、ミッションがない会社はみんな上記のような行動パターンなので、お金を目指してしまうので、他者との差別化ができないという問題に陥るんですね。

そうすると、市場が冷え込んできたり、競合が増えたりすると、価格しか差別化ポイントがなくなって価格の叩き合いになって詰んでしまうリスクがあると思っています。

「日本の『働く』の価値を上げる」はどこで生まれたのか

「日本の『働く』の価値を上げる」はどこで生まれたのか、ということですが、おそらく2017年の年始あたりではないかと考えています。というのも、ブログでいうと2017年年始のエントリーではじめてそのワードが登場しているので、それより少し前ではないかと推測しています。

僕は2015年2月に独立を決めて、6月に独立起業をしていますので、「日本の『働く』の価値を上げる」という言葉が生まれるまでにだいたい2年くらいかかっているんですね。

初期の2年間はなかなか稼げなくてしんどかった時期なんです。
開発仕事を受けて稼ごうとしている中で、お金を目的にすると、弱い立場だと叩かれるし、存在意義がないということを痛感していたというのはあるかなと思います。

それって世の中の役に立っているのか?とか、僕が味わっていたような、働くビジネスマンの苦しさを改善するような活動ができているのかな?と考えています。

現状をよく見て、課題を見つける

会社のミッションなんですけれど、それを生み出すには共通のやり方があると思っています。

会社の目的であるミッションだけでなく、書籍を書くときも、講座をつくるときも、コミュニティをつくるときもすべてに共通するものだなと最近思っています。

それは何かというと、とにかく、現状をよく見て、課題を見つけるということなんです。

現状を解像度高く見て、それを感じることで、課題がより明瞭に見えてきますし、それを解決したいという想いが高まってくるんですね。

それが、創造的緊張というエネルギーに変わって、明確な目的地に向けてものごとを推進する力になるんじゃないかと感じています。

僕の場合は、そもそも独立までの苦しいサラリーマン生活と、独立後の2年間、苦しかった体験というのがあるわけなんですけど、そこのリアルな強い想いがあるんです。

ブログを毎日書いた成果

もうひとつはブログを書き続けていたというのはあるかなと思っています。

ブログを毎日書くということは、世の中に刺さる記事を毎日思いついて書かないといけないわけなので、自分の体験に加えて、世の中ってどうなっているんだろう?ということを気にするクセができていたんですね。

つまり、現状を自分だけじゃなくて周りも含めてよく見るクセができていたと。

その中で、あれ?なんかノンプログラマーって、全然評価されてないな、とか、日本の企業ってこんなにITうまく使えてないの?とか、そんな驚くべき課題がどんどん明確になってくるんですね。

そこをなんとかする活動をことばで表現しようと思ったときに、「日本の『働く』の価値を上げる」が生まれたのではないかと思っています。

現状をよく見て、強く感じる、それがミッションや目的をはっきりさせて、そこに向かうエネルギーを生み出す秘訣なのだと思っています。

そのために、Voicyやブログのような継続的な発信は役に立ちますし、企業でいうと、先日のVoicyでお伝えしたとおり、広報活動をして社会との接点をつくっていくというのも有効だと思います。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「「日本の『働く』の価値を上げる」はどうやって生まれたのか」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。

では、また。

  • ブックマーク

この記事を書いた人