リスキリング、習うのと独学とどちらがいい?

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リスキリング、習うのと独学とどちらがいい?

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、リスキリング、習うのと独学とどちらがいい?です。

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

習うのと独学はどちらがいいか

今日のテーマはリスキリングの際に習うのと独学とどちらがいいですか?というものです。

習うとは?

習うという行動のメリットや特性をちゃんと理解していない人も多いんじゃないかと思いますので、まずはそこから整理していきます。

まず、習うという行為なんですが、教えてくれる他者の関与が発生するものなので、その人の時間を提供してもらう必要があり、コストが発生します。

家族とかよほど親しい友達、会社の同僚とかであれば無償で教えてくれるということもあるかもしれませんが、そうでないのであれば、その代償にお金を払うわけです。

ビジネスで使用するスキルを教えてもらうのであれば、研修、スクールや講座などの形がありますよね。最近ではメンターになってもらうみたいなやり方もあったりします。

多くの人は、学校時代の学習観が非常に根強いので、教えてくれる人が知識・経験があり、その情報を提供してもらうことこそが習うという行為だと考えている人も多いんじゃないかと思います。

独学ではだめなのか

ただ、今で言うと情報を得るだけであれば無料のWeb記事やYouTubeがあります。一方でスクールとか講座とかを個人で受けようと思ったら、何万、場合によっては何十万とかかっちゃうわけです。

それであればもう無料のやつでいいじゃんと思ってしまう方も多いんじゃないかと思います。

習うことにはメリットがある

ときに、情報を一方的に伝えるだけという研修や講座も結構あるので、それはとても残念なことです。習うことのメリットがそれだけだと考えているのであればすごくもったいない話です。

他者の関与を得ながら教えてもらう、つまり習うという行動には、ほかの手法ではまず得られない、大きなそしてたくさんのメリットがあるからなんです。

まずそのメリットをきちんと知っていただくということが大事かなと思っています。

「習う」他者関与の4つのメリット

僕は他者が関与する習うという行為のメリットは4つあると考えています。

その4つは道筋、約束、対話、応援です。

1つずつ説明していきます。

道筋

まず道筋、これはカリキュラムですね。

その学習者が現在どれくらいのレベルなのか、そしてどこに目標を持っているのか、その目標であればそこまでの道筋はこう行けばいいんじゃないかということを熟練者であれば考えることができるわけです。

書籍やWebでも道筋を提供しているじゃないかと思われるかもしれませんが、書籍やWebは、あなたの現在のレベルとか本当に目指したい目標を知らないので、ほんとにそれがマッチしているかどうかというのは保証されないわけなんです。

熟練した他者がいてあなた自身を見るからこそ、より精度の高いカリキュラムが提供できるというのは実際にある話しです。

約束

次に約束なんですが、これは学習のペースメイクしてくれたり、目標を一緒に握ってくれたり、そういった意味でモチベーションを創出するのを他者が請け負ってくれるということです。

例えば僕が主催するノンプロ研の講座でも、毎週講義があって、毎回必ず宿題が提供されるわけなんです。それ自体がマイルストーンになりますので、初学者にはほんとにありがたい存在になるんじゃないかなと思います。

対話

そして3つ目は対話です。その人の状況に合わせて、ベストと思われるアドバイスをもらえます。

例えばデジタルスキルで言うと、プログラミングを勉強しているときにエラーが出てしまってまったく解決できないということがよくあったりします。

こういうのは人に聞いてしまえばあっという間に解決するんですね。

応援

そして最後は応援です。学習というのはつらいものだったりするので、モチベーションをキープするのに他者の応援があるというのは本当に助かります。

他者関与を得る選択肢を持つ

ということで、他者から得られるメリットというのは本当にたくさんあって、ほかの手段ではなかなか得られないものなんです。

もちろん情報提供だけであれば、書籍・Web・動画でまったく十分なわけですが、他者関与の意味はお話ししたようにそれとはまったく別のところにあります。

リスキリングにおいて時間をおおいに無駄に使ってしまったり、モチベーションが切れて挫折してしまったりとならないように、お金を使って他者関与を得る、みなさんにはこんな選択肢を持ってほしいなと思います。

お金よりもみなさんの貴重な時間の方が大事だと思いますし、孤独な状態で挫折してしまうと、学習自体にに対する自己効力感も失われてしまうというデメリットもありますので、ぜひ気をつけていただきたいなと思います。

ずっと習っていてもいけない

では、ずっと習っているほうが良いかというと決してそうではないんですね。それとこれとは別の話です。

というのもある程度その分野についての基礎が身についてきて、その分野の学習のしかたが染み付いてくると、何かわからないことが出てきたとしても、書籍やWebなど駆使して自分でクリアできる部分が出てくるようになるんですね。

そういうレベルになったとしても常に他者の力を借りてしまうのは、自で学ぶ力を磨く機会を逸してしまうことにつながりますし、もちろんコスト面でももったいないことになるわけです。

なので、学習が進むに連れて、その分野を学ぶ力、これを学習力と呼んでいますが、これが身についてきたのであれば、他者の関与はそれに従って徐々に弱めていくというのが理想なんです。

そして、最終的には他者の関与がゼロだったとしても、その分野については、自分の力で継続的に学び続けることができる、これが目指すところだったりします。

ケースバイケースで習うと独学を選択する

したがってリスキリングの際に習うのがいいのか独学がいいのかという質問で言うと、ケースバイケースと言うことになります。

その判断基準は、他者関与で得られる4つのメリットである道筋、約束、対話、応援、これらが他者から提供されなくても自分の力で学習が継続できそうかどうかで判断すればいいんじゃないかと思うわけです。

例えばわかりやすい例でいうと、エクセルのショートカットキーを学びたいというのであれば、これはある程度Excelをお仕事で使っている人であれば、多くの場合はちょっと調べてみて、実際にそれを使ってみればマスターすることができるわけです。

なのでこの場合は他者関与は必要ない、独学でいいんじゃないかということになります。

プログラミングの初学者は他者関与が必要

一方でプログラミングをやるとなると、ノンプログラマーの初学者であれば、ほとんどの場合はどうやって上達していけばいいか、どういうペースでどれくらい学習すればいいか、また何か困った時に自分でなんとかできるか、これでいうとほとんどの場合は自分だけでは無理と言う判断になるんじゃないかなと思います。

その場合は他者の力を借りるという方向性で考えてみるといいんじゃないかなということですね。

日本人は独学を重視しがち

この話しなんですが、全体間で言うとリスキリングもそうだし、学習という観点でいうと、日本人のビジネスパーソンはあまりにも独学を優先しすぎるなと感じているんですね。

お金をケチるというところもあると思いますし、多くの人は自分の力で学ぶというのが根付き過ぎてしまっていて、他者の力を借りるのが下手だったり、他者の力を借りること自体が良くないと思ってしまっているということもあるのかなと思うんです。

学校のテストでは他人に聞いたりしたら即アウトですし、先生に質問したとしても「自分で考えなさい」などと言われちゃったりすることもあって、そういう風に思ってしまうのも仕方がないのかなと思います。

大人の学習で言うと、ほかの人の力を借りるというのはすごく大きなメリットを持つ選択肢となりますので、ぜひそこを覚えておいていただけるといいなと思っています。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「リスキリング、習うのと独学とどちらがいい?」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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