みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、ChatGPTによってノンプログラマーの仕事はどう変わるかです。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
ChatGPTによってノンプログラマーの仕事がどうなるのか?
生成型AIについての状況の整理
今日は、今週のハッシュタグ企画「テクノロジーと仕事」について、ChatGPTによってノンプログラマーの仕事がどうなるか予測してみたいと思います。
まず、状況の整理から始めます。
ChatGPTをはじめ文章を生成するAIが登場、非常に高性能でみなさん急激に使いはじめています。どんなことができるかというと、
- それっぽい文章を作る
- プログラムコードを作る
- サンプルデータを作る
こういったことができます。
これらの生成型AIの基本的な機能は、手前の文に確率的にありそうな続きの文字をつなげていくという機能です。
たとえば、Webでこのテーマに関する記事をあさって、300文字くらいで要約しておいてみたいなことをやってくれます。
こんなことは、今まではバイト君に○○やっておいて的な仕事をAIに依頼することができようになっています。
加速している2つの動き
ここ最近ウォッチしていると、今2つの動きが加速しています。
- いろんな人たちがChatGPTを使って、どんなプロンプトを投げれば、どんなことができるのか、ものすごい研究が進んでいます。
僕の運営しているノンプログラマー向けのコミュニティノンプロ研でもみんな研究しています。こんなときはこんなプロンプトを投げればいいという、プロンプトの型のようなものがどんどんシェアされています。
- いろいろなサービスにChatGPT的な生成型AIが搭載されていっています
代表的なものがNotionAIがあります。
Notion AIの言語モデルはGPTではないのですが、ユーザーがプロンプトを用意しなくても、これきっと使うでしょという機能をNotion側がメニューとして用意してくれています。
要約、続きの文章生成、ドラフトの作成とかは、いちいちプロンプトの作成方法を考えなくて良いということになります。
いちいちプロンプトの作り方を考えなくていいので、NotionAIに搭載されているものであれば、ChatGPTにわざわざ行って使う必要がないということがあります。
このようなことがあちこちで起きてくるというのは、十分考えられる話です。
たとえば、Excelやスプレッドシート、Gmailなどにも組み込まれていくことになると考えています。
デスクワーカーの仕事がどうなるかを予測
これを踏まえて、ノンプログラマーの仕事、主にデスクワーカーの仕事がどうなるかを予測していきたいと思います。
まず、ふだん使っているアプリケーションにChatGPTのような機能がのってくるということがあります。
Notion AIのようなかたちなら、UXが優れているので、すぐに使いこなせるようになります。ただ2つ条件があります。
- 生成型AIがどこで使えるのかというのを正しく理解する
- 生成されたものの良し悪しを判断する、それを完成に持っていくスキル
上記のようなことを知っておいたり、身につける必要があります。
ブログ記事
たとえば、ブログ記事です。
テーマを与えてざっくり構成案とドラフトを生成するというのは、AIでできます。
また、SEOに適したタイトル案や見出し案を出すということもできます。
記事として本当に伝えたい事は何かということを念頭において、ドラフトで不足している部分を補い、完成を目指す必要があります。
プログラミング
別の例でプログラミングも見ていきます。やりたいことからコードを作ってくれます。
ただ、そのコードが正しいコードなのか検証が必要です。
テストコードを用意して、それを通すみたいなことがひとつあります。
ただし、全体の設計思想として、命名が適切かとか、一貫性があるか等、そういった点に注意を払う必要があります
バイト君みたいに、無責任に適当な文章をつくるみたいな仕事は全部AIが担当できることになります。
人間の仕事
完成物の価値、クオリティに責任を負うというのは、人間の仕事となります。
自分の職種や業務でどんな活用法があるかウォッチしておくのが大事です。
理想としては、自らで活用法を生み出して創造することも想定しつつも、世の中の人たちの研究がすさまじく展開が早すぎるので、自分の分野でちゃんと追いついておくというのが落とし所と思います。
自分の業界・専門分野での動きをウォッチしておく必要がある
たとえば、DoNotPayというAI対話型の法的文書作成サービスがあります。
交通違反の罰則への不服申し立てをサポートするサービスで、弁護士も活用しています。
DoNotPayがAI弁護士として出廷するというニュースが、2月に非常に話題になりました。
結果的に出廷はできないという話だったのですが、自らが弁護士であればこういう情報に感度高くしておかないと、足元をすくわれる可能性が十分に出てきます。
なので、自分の業界・専門分野での動きをウォッチしておく必要があります。
ということで、まとめますと生成型AIがどんなことができるかの理解と、生成型AIを使う・使わないどちらにせよキチンと完成物への責任が負えるような仕事が求められます。
逆に、無責任な仕事はなくなっていくと思います。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「ChatGPTによってノンプログラマーの仕事はどう変わるか」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。