みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、大学院集中講義振り返り3日目: 時間を生み出すスキルとデジタルスキルです。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
集中講義3日目の振り返り
引き続き、今週行われています東京工芸大学大学院での集中講義「ビジネスコンピューティング特論」、3日目の振り返りをしていきます。
3日目の1限目は「時間を生み出すスキル2」ということで、前日から引き続き「デジタルリスキリング入門」4章に関連してお伝えしています。
2限目は「デジタルスキル」、書籍の5章の内容になります。
3限目は「スプレッドシートその1」、表計算ソフトの基本スキルについて書籍の5章からお伝えしています。
学生さんから提出されている課題のコメントなどを振り返ってみたいと思います。
1限:時間を生み出すスキル
まず、「時間を生み出すスキル2」です。
- 装備を整える
- 集中する
- 探しものを減らす
- 汎用デジタルスキルを身に付ける
- 資料づくり
- コミュニケーション
デジタルリスキリング入門の4章に書いてあるこれら6つのスキルについてお話ししました。
学生の皆さんはまんべんなく印象に残ったという感じでしたが、強いて言うなら、PCやモニターなどの「装備を整える」というところだったり、中断を避けるために非同期コミュニケーションを優先して使うことでしょうか。
タイピングとかOSのショートカットキーについて、またスライドを作る学生さんも多いので、資料づくりが参考になったというコメントもありました。
働くの現実~無駄な会議
コミュニケーションのところなんですが、会議について「なぜ多くの人が無駄と感じている会議をやめられないと思いますか?」という質問をしたんですが、これにはかなり本質的な回答がきたんです。
仕事をやっている感が出る、偉い人は気持ちよくなれる、全員で話すとよいという固定観念がある、協力して頑張っているという雰囲気が出る、などなどかなりみなさんするどいなあと思いました。
これに関しては授業の中で「無駄だと思った会議があるという社会人が85.0%もいた」という調査結果をお伝えしていたんです。
社会人でも無駄な会議があることが意外だったとか、一方で父親も同じようなことを言っていたので知っていた、などとのコメントがありました。
このあたり他の回のコメントでも感じたんですが、学生さんたちは社会に出ている大人たちから、働くの現実というのをあまり知らされていないように見えるます。
大人たちが働いている現状ではそんなに多くの課題はないと信じて社会に出てくるわけですね。
しかし、実際はたくさんの課題があってそれに立ち向かっていかなければいけないわけなんですが、これを社会に出る前にみなさんにお伝え出来たのはいいことなんじゃないかと思います。
2限:デジタルスキル
2限目は「デジタルスキル」に関してです。
- オフィスアプリケーション
- RPA
- ノーコード・ローコード
- プログラミング
- 生成AI
この5つのスキルについてお伝えしました。
ノーコード・ローコードやRPAに関しては初耳だったというコメントがたくさんよせられました。
ノーコードツールのカオスマップがみなさんに随分インパクトがあったのが印象に残りました。
生成AIに関しては、検索っぽい使い方をイメージしている学生さんが多かったなあという印象です。
それよりもタスクを依頼する、アシスタントとして利用する、そういった使い方をするとかなり幅が広がりますよという話しをさせていただきました。
3限:スプレッドシートその1
3限目はスプレッドシートその1ということでお送りしました。
学生のみなさんには「あなたはスプレッドシートをどれだけ使いこなせていますか? 」とアンケートをとりました。29名の方に回答いただきました。
- いくつかの関数を使いこなしている 8名
- 関数はあまり使えないがデータ入力はできる 12名
- ほぼ使ったことがない 9名
データ型と関数
今回この3限目ではセルの入力の一番初歩の部分と、データ型とそのアンチパターンをお伝えしました。
データには種類があるということ、例えば数値としての計算とか集計をするのであれば、数値と認識してもらえるようにデータ型で入力をしないといけないよといった話です。
さらに演算について。演算には算術演算、比較演算、文字列演算があります。
関数は、SUM関数を例にとって、関数とはこういうものですよという話しをさせていただきました。
Excelに関して言うと、まずは大学1、2年生で授業があったという学生さんがいましたので、その復習になったというコメントをいただきました。
その時にはデータ型についてはあまり知らなかった、あいまいになっていたという学生さんもいたので、学部の授業はどんな感じだったのかなと気になりますね。
研究でもExcelを使っている学生さんが多いようなので、基礎的なところを抑えることができてよかったんじゃないかと思います。
表計算ソフトでプログラミングの概念を学べる
今回はExcelではなくてGoogleスプレッドシートでしたので、クラウドでの共同作業、AIによる予測などがExcelと違うというコメントもありましたね。
特にAIに関する機能は今後どんどんアップデートされる可能性がありますので、そういった部分は慣れていただくといいんじゃないかなと思います。
表計算ソフトを通じてデータ型とか演算とか関数とか、デジタルを学ぶ上でほかのノーコード・ローコードとかプログラミングでも登場する概念を学ぶことができます。
そういった意味でも表計算ソフトをしっかり学んでいくということはとてもいいことなんじゃないかなと思います。
自分の影響の輪の中でデジタルを活用する
ある学生さんが、デジタルの活用について、コロナ過を通じでリモートワークが主流になりれによって広がっていった、とそんなコメントをされていました。
しかし一方で、そのようながけっぷちに立たされない限り、そういった変化が起きないのか、と書いていらっしゃったんです。
これに関しては僕個人はそんなひどい目にあわなくても物事は変えられるということを信じてやっていきたいなと思っています。
小さな自分の影響の輪の中で、できることをコツコツと続けていくことで自分の影響の輪を少しずつ広げていったり、ほかの人を少しずつ仲間につけていったりとか、そういったことが実現できたらすごくいいのになあと思っています。
今日は、東京工芸大学大学院での集中講義「ビジネスコンピューティング特論」、3日目の振り返りをさせていただきました。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「大学院集中講義振り返り3日目: 時間を生み出すスキルとデジタルスキル」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。