大学院集中講義振り返り5日目:30名の履修生全員がライトニングトークで成果発表

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大学院集中講義振り返り5日目 30名の履修生全員がライトニングトークで成果発表

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、大学院集中講義振り返り5日目:30名の履修生全員がライトニングトークで成果発表です。

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

大学院での集中講義~ビジネスコンピューティング特論最終編

連日お伝えしています東京工芸大学大学院の集中講義、講師を担当したんですが、その振り返りの最終編をお送りしたいなと思っています。

講義のタイトルは、ビジネスコンピューティング特論なんですけれども、ほぼ僕が最近上梓させていただきましたデジタルリスキリング入門の内容で、プラスDX・ソフトウェア開発そういった話を取り入れたものになります。

僕が福岡県に住んでいるものですから、大学のある厚木の方で1週間滞在をして、集中講義という形でお送りしたんです。

デジタルリスキリング入門が学生に響く内容なのか?

月曜日から金曜日までの全5日間、13コマでお送りをしました。今回、僕が1番注目していたのはデジタルリスキリング入門。こちらの内容は、主に大人ビジネスパーソン向けにお送りしているものです。

それが、まだ社会に出ていない学生たちに、きちんと理解していただけるのか。そして、ちゃんと響く内容になるのか。さらに、明日からの行動の一歩、それに繋がるものになるのか。そういったところが、僕的にはすごくチャレンジだったわけです。

最終日は学生全員対象にライトニングトーク大会

そして、その講義が全て終わりまして、最終日の5日目は、2コマを使って30名の学生さんたちに全員に発表してもらおうというものだったんです。

これは、僕が運営してる学習コミュニティノンプロ研の講座だったり、あとは提供してる企業向けの研修だったり、もうできる限り全てのケースで、皆さん1人1人にライトニングトークという形式で最終発表してもらうというのを決めてるんです。なので、今回はそれを学生さん向けにも、取り上げてみたということになります。

アウトプットは重要

これに関して、以前、第421回の「放送大学院集中講義で実践している超参加型授業の6つの仕掛け」こちらでいわさんからコメントいただいてまして、

アウトプット、大切ですよね。LTのテーマは、なんでも自由ですか?

そんな質問があったんです。

そうなんですよね。授業の中でもお伝えしたんですけれども、学習の原則で、アウトプットが入っています。

脳みその海馬という機関があるんですけれども、そこが、外からやってきた情報を、長期記憶に渡すか、もしくは捨てるか、そういった仕分け作業をしているんです。

アウトプット、つまり活用した情報は、長期記憶に送り込みられやすくなるわけなんです。なので、本当に、アウトプットが重要です。

さらに、授業をしている5日間なんですが、何を発表しようかなと考えながら参加することで、参加意欲も高まりますし、授業への入り込み方が変わってきます。なので、アウトプットをするというのは、すごくおすすめなんで、いろんなところで活用していただきたいなと思います。

ライトニングトーク内容

そして、内容については、授業に関連していれば、なんでもオッケーとしたんです。なので、皆さんが授業を受けて、それぞれが感じたこと、考えたこと、こういうことを伝えたいなと思ったこと、自由に発表していただくというスタイルです。

僕から、内容についてお伝えしたのは、多くの場合は、学びとか、気付きとか、そういうことを話すことが多いので、各授業で、皆さんに、リフレクションをして、課題を提出してもらっています。それを見返すといいよという話と、あとはLTなので、時間が短いので、トピックを絞らないと、なかなか収まらないということは話をしたんです。

ただ、それ以上の細かい話はしてないので、皆さん、自由にテーマを決めていたという話になります。

ライトニングトークルール

発表のルールなんですけれども、持ち時間は4分です。すごく短いんですけれども、人数が多かったので、それでやっていきました。交代時間はそれぞれ1分です。

5名の方が発表したら、僕がその5名分に関して、簡単にコメントを入れて、休憩を入れて、これを6セットやったというような形になります。

気になる登壇順なんですが、ノンプロ研がいつもそうしてるように、並び替え、順番決めツールというのがありまして、それで、ランダムで決めていくといった仕組みになります。

遅れてきた学生さんいらっしゃったんですが、その方々には、最後に回っていただいたという形です。

さらにつぶやきのスペースです。これは、授業中に気になったこととか、学んだこととかを、自由に発信するアウトプットのための場として用意していたんです。

ただ、今回の授業で言うと、皆さんが自由なタイミングで、そこに投稿していくのはあまり見られなくて、アイスブレイクの後にアウトプットしましょうというのは、皆さん書いていたんですが、ちょっと機能してなかったんです。

ただ、今回他の学生さんが発表してる時に、つぶやきをしてみるというのをおすすめしたので、どのような使われ方をするのか、非常に見ものだったわけです。そして、最後のルールとしては、資料をGoogle Classroomで、提出するということです。

学生さんの発表内容

このようにして、うまくいくかどうか、ドキドキだったんですが、実際に30名の皆さんに発表していただきました。

GoogleAppScript(GAS)のプログラミング

印象に残ったことがたくさんあったんですが、いくつかピックアップしますと、まずはGoogleAppScript(GAS)のプログラミングにチャレンジしている学生さんが、少なくとも5、6人はいたんじゃないかなと思うんです。

GASに関しては、13コマのうち1コマだけで概要を説明して、簡単なコードのハンズオンをしただけなんです。しかも、授業としては4日目だったので、発表までの準備期間は、正味1日もなかったというところなんです。

ところが、それぞれ皆さん、自分の研究に関係することとか、講義で紹介した事例をひねって、自分の生活だったらこういうツールが欲しいなとか、そういうものをきちんと作ってきたんです。なので、自分の周りにある課題をちゃんと見つけて、それに対応するGASを作ってこられました。

具体的には、カレンダーの内容やメールの内容をLINEに送信する。これは授業へ遅れちゃうのを防ぐとか、あとは教授から来たメールを見逃したくないとか、そういったものだったんです。

さらに、研究で使う計算は複雑な計算なので、通常のスプレットシート関数ではできないものなんですが、それを独自のスプレットシート関数として作成されていました。これはカスタム関数といって、GASを使って作ることができるんですけれども、それをチャレンジしてきた学生さんもいたんです。

ただ、やはりこのタイミングで言うと、ChatGPTを使ってみたり、ウェブのコードをコピペしたりとかです。そういった作り方になるので、コードの意味はわかってない段階なんですが、そうやって1歩踏み出して、試行錯誤していました。

そういった経験は、ものすごく大きいんじゃないかなと思います。同じようにやってみた系でいうと、スプレットシート関数を使ったりとか、ChatGPTを使ったりとか、そういった学生さんもいらっしゃったんです。

時間の棚押し

あと、別のトピックでいうと、時間の棚押しです。これに関して響いたという学生さんが、かなり多くいらっしゃいました。

自分の時間を振り返って、自分の使った時間が、未来への蓄積がある投資なのか、そうではなかった浪費なのか、それについてです。分析をして、反省をしました。そんな学生さんが多かったんです。

中には、移動時間とか、食事とか、あと、趣味、それまで浪費として考えてしまう。そういった傾向がある方もいたので、もちろんだらだらしてるとか、なんとなく時間を過ごしてるなら、見直すべきだとは思います。

ただ、リラックスのために必要な時間とか、自分のスキルを実現するための時間とか、そういった人生を豊かにするための時間であれば、そこは浪費として考えなくていいので、そこは気をつけていただきたいなと思いました。

自分の使っているこだわりの装備

あとは、自分の使っているこだわりの装備、PCだったりとか、キーボード、あとマウスです。こういったものをこんなの使ってますよと紹介してくださる学生さんとかがいました。これはマウスの機能、高速スクロール機能のデモをされた方もいらっしゃったんですけど、これはかなり盛り上がったんです。

OODAループ

あと印象に残ったのは、映画のトップガンが好きだという学生さんがいて、映画の主人公、登場人物たちが、OODAループを使って作戦を実行していた。

今回、それが今回OODAループだったんだってことを気づいてよかった。そういった話をされていた方もいらっしゃいました。

もう全部紹介しきれなくて、すごくもったいないなって思うんですけれども、いずれにしても皆さん本当に、それぞれ特徴のある、そしてちゃんと学びのある発表をされていたんです。

つぶやきスペースも大成功

ライトニングトークの作り方とか、PCの接続の仕方とか、僕は一切教えてないです。でも、ちゃんと皆さん作ってきましたし、全員が無事に発表できたと、本当に今の学生さん、立派だなと関心をしました。

そして、ちょっと気にしていたつぶやきのスペースなんですけれども、これも結果本当に大成功だったなと思うんです。

それぞれ皆さんが発表してる時に、聞いている時に、刺激を受けた内容。すごいとか、やってみたいとか、あとは、すごいぐさっとくる。共感するとか、あと頑張れとかです。応援などもすごく飛び交っていました。

異なるクラスの方も参加していたんですけれども、異なるクラスでも、そういったコメントを入れて、新たな交流が生まれたりとかしていました。

たとえば、GASをもっと学びたいというコメントに対して、一緒に勉強しようみたいなコメントが入ったりとか、非常に良かったなと思うんです。

この講義で集まった皆さん同士で、繋がり合って学ぶみたいな、そういった場が本当に継続的に生まれれば、もう本当に素晴らしいことだなと思いますので、ぜひ期待したいなと思います。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「大学院集中講義振り返り5日目:30名の履修生全員がライトニングトークで成果発表」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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