ノンプロ研主宰・タカハシさんのこと、もっと知りたい!18のQ&Aを大公開

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ノンプロ研主宰・タカハシさん

いつも穏やかでちょっとクールなタカハシさんのこと、もっと知りたい!そんな声にお応えするべく、18のQ&Aを大公開。ノンプロ研へのアツい思いから、プライベートなあれこれまで根掘り葉掘り教えていただきました。※本記事は、2022年12月に行われたノンプロ研のサプライズイベントにて、最古参メンバー・大山さんが行った、タカハシさんへの特別公開インタビューをもとに構成しました。

5年間で、質・量ともに急成長したノンプロ研

ーー2022年12月、ノンプロ研設立から5周年を迎えたお気持ちは?

そもそも僕、5周年だということに気づいていませんでした(笑)。ノンプロ研メンバーが企画してくれたサプライズイベントで知って、そういえば! とびっくりしたくらい。BT(BeerTalk:ビールを飲みながら気楽に話す、ノンプロ研では年末恒例のイベント)の資料を見ていると、量も質も大きくアップデートしたなあと、5年間の変化をしみじみ感じます。

ーーノンプロ研の5年間を振り返って、いかがですか?

5年前は12人のメンバーでスタート。互いに探り探り会話していた空気感をよく覚えています(笑)。今では考えられませんが、Twitterのアカウントを持っていない人も多かった。今は180人を超える大世帯に成長し、この5年で全然違うコミュニティになったと感じます。5周年記念のサプライズイベントでは、メンバーからメンバーへ「いつもありがとう」などたくさんのメッセージが寄せられていて、グッときました。これこそコミュニティの価値ですね!

ーーノンプロ研「主宰」として工夫していることは?

コミュニティ内のポジションは、意識的にメンバーのみんなへ受け渡して、僕は僕にしかできないことに注力しています。例えば越境学習プロジェクトをつくったり、そこでの成果を発信したりするのは主宰である僕だからできること。逆に、プログラミングを教えたりアウトプットしたりする役割は、ほかのメンバーにもどんどん任せています。

ーー単発の講座やプログラミング教室ではなく、ノンプロ研というコミュニティを作った理由は?

持続的な関係を作りたかったからです。コミュニティに参加することで「勉強仲間がほしいな」とか「勉強を続けるのが不安……」などと思ったときに頼れる仲間ができます。単発の関係ではなく、長く続く人間関係こそ重要だと思います。またコミュニティならではの副産物として、プログラミング講座とは関係ないメンバーも含めて多くの人と接点を持てることもいいなと思います。

ノンプロ研主宰・タカハシさん

ーーこれまでのノンプロ研の活動の中で、いちばんの思い出は?

1回目のBTです。年末に集まって大規模なイベントをする、いわばお祭り感にみんなテンションが上がって、熱狂しましたね。冷静に考えてみればただのプレゼンなのに(笑)。当時はオフラインだったこともあり、資料から会場手配までハードな準備をこなしたのもいい思い出です。

ーータカハシさんが思う、ノンプロ研的“珍事件”は?

毎年の年末BTが、ある意味珍事件(笑)。コロナ禍でオンライン開催に切り替えた2020年は、みんなの熱量が下がっちゃったらどうしようと少し不安に思っていたんですが……蓋を開けてみれば例年以上の盛り上がりで、杞憂に終わりました。Zoom越しでも大人数が1つになれるんだ! 一致団結できるんだ! と思って胸が熱くなりました。

働きながら感じる「幸せ」の密度を高くしたい

ーータカハシさんが掲げている「働くの価値を上げる」って、具体的にどういうこと?

「働く=誰かの幸せにつながるもの」にすることです。幸せにまつわる価値観は人それぞれ違いますが、例えば自分の仕事が誰かの役に立っているとか、今日の業務が未来の子どもたちにつながるとか。こうした、働く中で感じる「幸せ」の密度が高いほど、価値が高いと考えています。逆に「ああ、仕事嫌だなあ。つまらないなあ」と思いながら毎日同じ作業を繰り返してひたすら時間をつぶしている状態では、価値が低いのではと思います。

ーーノンプロ研にはいろいろなメンバーがいます。例えば大病院の院長が入会したとき、どう感じましたか?

大病院の院長という立場の方が、本気でプログラミングを勉強しようと思ったこと、そしてその場としてノンプロ研を選び、来てくれたということが素直にうれしいです。ノンプロ研というコミュニティの広がりを感じました。越境学習もそうですが、組織を変えていくためには「圧倒的な結果」が必要です。そこにノンプロ研が役立てたらと思います。

ーー「あ、この人は伸びる!」と思うポイントは?

周りから「これをやるといいよ」とオススメされたものに、素直に取り組む人は必ず伸びます。逆もまた然り。とりあえず試しにやってみよう! と思えるフットワークの軽さや行動力、自主性は大事だと思います。

ノンプロ研主宰・タカハシさん
(画像はイメージです)

ーー社会を生き抜くためにいちばん大事なスキルは何でしょう?

「学習する力」ですね。自分にはこれが必要だなと思ったらすぐに勉強して、取り入れて、アウトプットする。このループを習慣化づけられると強いと思います。

書くことで整理整頓できるし、アウトプットにもなる

ーー完璧なまでの「セルフコーチング」をされていますが、秘訣はありますか?

まったく完璧ではありません(笑)。ただ、書くことで整理整頓しながらアウトプットする習慣はとても役立っていますね。また、ほかの人と話すことで気づきを得たり、アイデアを拾いあげたりしています。この点ではある意味、ノンプロ研のみなさんを利用させてもらっています。

ーータカハシさんの子ども時代は、どんな子でしたか?

幼稚園のころからゲーマーでした! 父が秋葉原でパソコンを買ってきて、ソードのM5というパソコンを買ってきたのが始まりです。ゲームのカセットを入れてプレイする仕様で、いろいろなカセットを買ってもらって熱中しました。学校を休んで、ドラクエ3をやったことも……(笑)。

ーーお父様とのエピソードを教えてください

僕は大学院を卒業した後、就職せずサックスプレイヤーの夢を追いかけることに。父から「サックスで食べていくのは難しいから、やめておけ」と言われたものの、どうしてもやりたくて……応酬の末、「30歳までにものにならなかったら、やめる」と約束しました。いざ30歳になり、父と酒を飲みながら「サックスはやめるよ」と言ったら、ひとこと「そうか」と。約束を守ることの大事さは、父から教わっていましたから、忠実に守りました。ほかにも、人を動かすことや、仕事への心構えなどは父から教えてもらいましたね。

ノンプロ研主宰・タカハシさん
(画像はイメージです)

ーーサックスを吹いてください!

吹きません(笑)。サックスをちゃんとやろうとすると、最低でも1日1時間は練習時間が必要。ロングトーンの練習だけでも40分かかるんですよ。僕の目標である「働くの価値を上げる」に全力を注いでいるので、ちょっとその時間は取れそうにありません。

ーーいつも素敵なメガネ。何かこだわりはありますか?

とくにありません(笑)。糸島に移住してからずっと同じものを使っているので、だいぶ使い込まれてきた感があります。

未来のことはまったくわからない、わからなくていい

ーーノンプロ研は10年後、どうなっていますか?

まったくわかりません。なんなら2023年12月の姿すら見えません(笑)。ノンプロ研は、メンバーの皆さんの助けでどんどん拡大しています。僕はつい2年前まで「越境学習」という言葉さえ知らなかったわけで、1年後に何がどう変わっているかなんてさっぱりわからないし、あまり考える必要もないと思います。

ーー直近の目標は?

みなさんが楽しみながらノンプロ研に参加してくれているのは重々わかっています。が、最終的にはノンプロ研での学びをご自身の勤務先に持って帰って活躍してほしいと思います。そのために何ができるか、僕がするべきことを見定めていきたいです。

ーーずばり、タカハシさんにとってノンプロ研とは?

「ふるさと」ですね。僕は埼玉県のベッドタウン生まれで、近所付き合いがあまりない環境で育ちました。ずっと根無し草でふらふら生きてきた感覚があり、ふるさとという存在に強い憧れがありました。ノンプロ研を作り、5年間続けてきたことで、初めて自分の根が生えたような感覚があります。

>>「ノンプロ研=ふるさと」との言葉に、その場にいたメンバー一同じんわり。特別インタビュー、どうもありがとうございました!

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この記事を書いた人

さくらもえ

出版社の広告ディレクターとして働く、ノンプログラマー。趣味はJリーグ観戦。仙台の街と人が大好き。