会社について中学生にもわかるように解説してみる

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会社について中学生にもわかるように解説してみる

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、会社について中学生にもわかるように解説してみるです。

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

会社とは何か

今日は会社とは何かについてお話します。

会社とは、「会社法に基づいて設立された、営利を目的とした活動を行う法人のこと」とされています。

ざっくり言うと、「お金を稼ぐためにつくられた法人」です。

法人とは

法人とは、「法律により自然人と同じ権利義務を認められた組織のことで、物品・サービスの購入・販売や、司法・行政上の手続きなどについて、個人と同じように活動を行うことが可能」です。

ちょっと良くわからないですね。

例えば、ある個人が商品を製造・販売しているとします。洋服でも、食べ物でも、ソフトウェアでも何でもいいです。

買った商品が不良品だった場合、販売している人に連絡して、交換なり返金なりしてもらうことができます。

販売している人は、連絡を無視したり、対応をしなかったりしたいかもしれない。逃げたいと思うかもしれません。

でも、そこは法律があるので、基本的には無視をしたり、何も対応しないと、法律に背くことになって、もっと面倒なことになるので、交換なり返金なりするかという話になるんですね。

もしこれが、個人対個人ではなくて、何人かの仲間、Aさん・Bさん・Cさんで共同して製造・販売している商品だった場合はどうなるでしょうか?

売っている商品が不良品だったと連絡があったときに、いやいやこの部分の不良はAさんだから、Aさんが弁償すべきだとか、いやCさんだってそこチェックする係じゃんとか、責任の所在がよくわからなくなっちゃいます。

人の集まりを一人の人のように扱う

そこで、仲間全体を一人の人のように扱って、法律を使えるようにしようとしたのが、法人ということになります。

なので買った人は、連絡して、法律にのっとって交換なり返金なりしてもらえます。

法人には法律の効き目が働きますので、守らないと法律に背くことになって面倒なことになると。じゃあ、交換なり返金するかという話にできるわけですね。

人の集まりが経済活動をするために便利になるようにしたのが法人という仕組みです。

会社の話に戻りますと、会社は、「お金を稼ぐために集まった人たちを束ねて法人としたもの。」です。

なんで会社を作って活動するのか

ところで、「タカハシさんはひとりでビジネスしているくせに、なんで会社をつくって活動してるんですか?」というナイスな質問があるかもしれません。

個人でビジネスをしている人も多くて、個人事業主といいます。世の中ではフリーランスなどと言ったりもします。

その場合、個人なので、そのビジネスの責任の所在ははっきりするので、さっきの交換・返金の例で出したような面倒なことにはならないわけです。

なので、法人化する必要があまり無いです。

実際、会社をつくるときには、お役所でけっこう複雑な手続きをしないといけないし、そのためのお金も必要。だいたい数万円から数十万円かかると言われています。

一番の理由は「信用」

では何で一人でやってるのに会社をわざわざ作ったのかという話になります。

理由はいくつかあるのだけど、一番は信用です。

わかりやすいのは銀行です。

新しい事業をはじめたいけど、そのための資金が足りない、ゆくゆくは絶対儲かるので何とかお金を集めて新しい事業をやりたいというときに、銀行からお金を借りてその資金として充てることができるんです。

ただ、銀行も誰彼構わずお金を貸すわけではありません。相手がちゃんと返してくれるかどうか審査してお金を貸します。

この場合、個人事業主よりも、会社のほうが、信用してもらいやすいんですね。

つまり、お金を借りやすいというメリットがあります。

なぜ法人のほうが信用が高いか

なぜ法人のほうが信用が高いかというと、まず会社をつくるときに法務局というところに行っていろいろな情報を渡して審査してもらいます。その審査を通過して実際に登録する作業をします。これを登記と言います。この登記した情報は誰でも見られるオープンな情報になります。

なので、まずは法務局の審査に通っていてその情報はオープンになっているという信用があります。

お金の管理も、個人事業主より会社のほうがきちんとしなくてはいけなくて、それを税務署にきちんとした様式で毎年報告しないといけないんです。

ということで、基本的に個人事業主よりも会社のほうが信用してもらいやすいわけです。

銀行と同様な理由で、大企業などはとくにそうだけど、法人でないと取引しないよという企業もけっこうあります。

ということで、僕は信用を高めたいと思ったので、法人でビジネスをしています。

まとめ

まとめますと、

  • お金を稼ぐことを目的に設立され経済活動をするのが会社
  • 法人とは、人の集まりを一人の人のように扱って、法律を使えるようにしようとしたもの

大人でも、会社に所属しているにもかかわらず、会社とか法人って何かっていうことが上手く理解していない人がけっこういると思います。

社会の仕組みとしてそういうことがわからなくても会社に入ることはできるんですけれど、なぜ会社で働くのか、なぜ法人なのかということをわかっていくと、よりいっそう上手に会社と付き合えると思いますので、ちょっと考えてみる癖をつけるといいと思います。

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「会社について中学生にもわかるように解説してみる」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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