リスキリングを中学生にもわかるように解説してみる

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リスキリングを中学生にもわかるように解説してみる

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、リスキリングを中学生にもわかるように解説してみるです。

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

リスキリングとは

「リスキリング」という言葉を中学生にもわかるように解説していきます。

「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされる大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する、もしくはさせること」を「リスキリング」と言います。ちょっと固い表現ですので説明していきますね。

そもそもスキルとは、「訓練や学習によって獲得した能力」のことを言います。ポイントとしては、スキルは獲得できるものであるということです。必要なスキルを身に付けていこうねということ。

特にリスキリングで言うと、今後発生する新しい職業に転職とか、今後の仕事の大幅な変化とか、そういったものに対応するために必要なスキルを身に付けていこうねということなんです。

簡単に言うと、これからの仕事のために新しいスキルを身に付けること、これがリスキリングになります。

絶えず同じ仕事のみをやり続けるのであれば、一度スキルを身に着けてしまえばよい。そのほうが学習したり、訓練したりなどしなくていいのでラクちんだなと思うかもしれません。

ただ、みんながみんな、ずっと同じ仕事を繰り返し続けることができるかというとそうではないんです。

最初は下っ端でも、年月が立てば先輩として後輩を教えたり、より高いスキルが必要な仕事をする、そんなことが求められるかも知れないですよね。またさらに年月が経ってマネージャーになれば、メンバーをうまくまとめたり、メンバーひとりひとりが成果を上げられるようにサポートする、そんなスキルも必要になってきます。

仕事の変化は当然あるものなので、それに対して必要なスキルを身に付けていこうねということになります。

リスキリングが注目される理由

リスキリングは今すごく注目されていて、なぜ注目されているかというと2つ理由があります。

世の中の変化が速くなったこと

ひとつは、世の中の変化がめちゃくちゃ速くなってきているということがあります。わかりやすいのは、ITの世界ですね。

Amazonがスタートしたのは1993年、Googleは1998年に設立。

iPhoneは2007年、Androidは2008年に登場しています。

Amazonなんて30年前、だいぶ昔じゃんて思うかもしれないですが、この30年を見渡すと、世界はもう完全に変わっているんです。

インターネットで買い物をして、インターネットですべての調べ物をする。さらにみんなスマホを持っていて、いつでもアプリを使ってそれらができるわけです。

30年という期間でいうと、当時新入社員で20代だった人は今50代なわけです。当然50代の人もこれから生きていくんですが、人生の間にかなりなスピードで、今までの生活スタイルがひっくり返るくらい世界は大きく変わっているんです。

人生100年時代

もうひとつは、人生100年時代って言われているということです。人々の寿命が伸びていているんですね。

これまでは、寿命がそれほど長くなかったので65歳まで働けばいいと言われていて、そこで定年退職して年金生活へ入っていきましたが、今後はそうはいかないという風に言われています。

たとえば80歳くらいかそれ以上働く必要があるかもしれないと言われています。

先ほどの30年の変化の単位で言うと、働いている間に2回ぐらいやってきちゃうわけです。なので、世の中の変化に合わせて自分ができることも次々と変更していく、そんな必要性もあると言われているわけです。

日本のリスキリングの取り組み

日本でいうと、他の国よりもリスキリングの取り組みが遅れていると言われているんですね。調査によると、日本の社会人の半分くらいの人が、まったく学習をしていないとされています。

これを受けて先日岸田首相が、政府のリスキリングへの支援策として、5年で1兆円にを投じるという話しをしました。大人の学習のために1兆円使いますよということです。

中学生は、税金を使って学習の機会が常に与えられています。

みなさんの中にはいやいや勉強して人もいるかも知れないですね。

ただ、昔は子供のうちだけ勉強すれば大人になって活躍できてた、そんな時代だったのかも知れないけど、今は大人になっても学び続ける必要がある時代になったんです。

中学生のみなさんが取り組むべきこと

みなさんもそうだと思いますが、やらされてやる勉強ってつまらないですよね。いやだなと思ってしまうこともありますね。僕もそうかなと思います。

大人も自分で学習しようと率先してする人は半分くらいしかいない、だからわざわざ国もお金を払ってでもリスキリングをしてもらおうとしているんです。

それでいうと、みなさんは今のうちから、好きなことを学ぶみたいな習慣とか、クセをつけておくとよいんじゃないかなと思います。なぜなら、いやいややらされてもつまらないし、いやだなと思ってしまうときっと身にならないと思うんです。

例えばYouTuberの研究でもいいし、お菓子づくりでもいい、サッカーチームを調べたり、そんなのでもいいかなと思います。

もしその探求した結果を知りたいなとか、調べたものがほしいなとか、そういう人がどこかにいたら、それは価値があるということなんですね。

うまくお金を生み出すようなことができれば商売になるし、その好きなことの探究を継続的に行えるようになります。

自分がやっていることを広めたり、そういうほしい人と出会う必要があるんですが、そのために、インターネットは便利です。それならインターネットも学んだらいいし、海外の情報を調べる必要があったら、外国語の読み方を調べたりそんな風になるわけです。

学習というのは、自分が必要だからやるものだと思うんです。やればやるほど、こんなものも必要だねということがでてくると思います。

大人も子供も、学習というとやらされてやるという機会が多かったので、そういうふうに思っちゃうし、いやなものと思っちゃいますね。リスキリングしなさいと言われても「何を学べばいいの?」となりますが、先ほど話したみたいに、本当はそういうものじゃないんじゃないかと思うんです。

自分で必要だな、やってみたいなとなれば、自然と何を学べばいいかは見えてきて、どんどん勝手に学んでいっちゃう。そして新しい世界の扉が開いていって楽しくなっていく、そんなものなんじゃないかなと僕は思うんです。

ぜひ、今のうちから好きなものをどんどん探究していって、自然にいつもリスキリングして、楽しく学習しているような、そんな大人になってほしいなと思います。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「リスキリングを中学生にもわかるように解説してみる」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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