組織として越境学習に1年取り組むとどうなるか

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組織として越境学習に1年取り組むとどうなるか

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、組織として越境学習に1年取り組むとどうなるかです。

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

越境学習支援最終発表会レポート

越境学習とは

この2月で、ノンプログラマー協会が越境学習支援をしているイムス富士見総合病院さまの、第2期の越境学習が終了しました。

先週、最終発表会があったので、そのレポートをお送りしたいと思います。

まずおさらいですが越境学習とは、ふだん所属している組織(ホーム)と、それとは異なるコミュニティ(アウェイ)を行き来することによる学習といいます。

いつもとは異なる文化、環境で違和感や葛藤を覚えながら行ったりきたりすることで、固定観念を打破しイノベーションを起こす力が身につくと言われています。この力を冒険する力などといいます。

ノンプログラマー協会が提供する越境学習支援プロジェクトでは、企業から学習コミュニティ「ノンプロ研」をアウェイとして越境学習をしてもらい、それを支援するというものです。

DX人材を育てるのにうってつけの施策

ノンプロ研では、既存メンバーといっしょにコミュニティ活動をし、プログラミング・ITスキルを学ぶので、それと冒険する力を両方身につけることができる、つまり今まさに求められているDX人材を育てるのにうってつけといえる施策なのです。

今回イムス富士見総合病院は、昨年3月のトライアル第1期から参加してくださっていて、4名の方がノンプロ研に越境しました。

ご本人たちがスキルを磨くだけでなく、部署内の業務改善や育成などDXの効果も出ており、目覚ましい成果を出したといえます。

第1期までの取組については、リンクの記事に詳しく描写していますので、ぜひ御覧ください。

そして、昨年9月からの第2期の越境学習が開始し、さらに4名の方が越境学習に参加してくださいました。

そのようすについて、先週の最終発表会でそれぞれが発表してくださいました。

第1期と比較した成果

みなさん、それぞれの課題はありつつも、個人のスキルアップ、部門のDXだけでなく、第1期と比較すると別の種類の成果があったように見られます。

それについて2点あります。

越境学習メンバーを中心としたDX委員会

越境学習メンバーを中心としてDX委員会が立ち上がりました。

これはトップである院長先生のお墨付きがあってこそですが、所属長クラスを中心に越境学習人数も増えたし、成果も増えてきました。

院内として無視できない空気感が生まれています。

越境学習メンバー同士の結束力強化

越境学習メンバー同士の縦横斜めの関係性、結束力が高まり、協力体制が出きてきました。

院内のDX推進でも矢面に立つことも多く、しかしそこで横の連携をとって推進する協力ができるようになっています。

役割分担、トップだけでなく、それに続くスタッフも出てきて、援護射撃のような立ち回りもしています。

次期第3期のメンバー選定の話もすでに出てきているので、さらに半年でどのような前進が見られるのか、すごく楽しみに思っています。

ノンプロ協会支援内容の充実

ノンプロ協会の支援のほうもアップデートしています。

大きなポイントは、提供する学習プランの選択肢が増えた点です。

具体的には、スプレッドシート関数講座と、はじめてのコミュニティ活用講座です。

これまでは越境学習に参加しても、GASなどのプログラミング言語にいきなりチャレンジすることがあり、学習活動としてハードルが高かったんです。

学習がきつすぎて挫折というケースもありました。

今回、その手前のライトな関数の講座、またはノンプロ研のアウェイ感を和らげる講座を設けたことで、きつすぎる傾斜をなだらかにできました。

ただ、これら2つの講座は第2期での途中からの投入だったので、第2期のみなさんは最初苦しい状態にありました。しかし、第3期では最初からある状態となり、選択肢として選んでいただけるようになりました。

越境学習支援プロジェクトをどんどんアップデートしていきます

学習コミュニティを用いた越境学習支援PJ、開始して1年たつんですが、前例のない、どんな成果が出るかもわからないところを信頼して飛び込んでくださったイムス富士見総合病院のみなさまに本当に感謝しています。

この1年の進化はほんとうに素晴らしく、この事例は後から続くみなさんに勇気を与えるものです。

これをきっちり事例としてまとめて、みなさんご自身や後から続くみなさんの援護をすること、越境学習支援プロジェクトをどんどんアップデートして、よりよい取り組みにしていくことが、僕の使命かなと思っています。

引き続き、よろしくお願いいたします。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「組織として越境学習に1年取り組むとどうなるか」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。

では、また。

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