大学の選び方、偏差値だけでいいの?

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大学の選び方、偏差値だけでいいの?

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、大学の選び方、偏差値だけでいいの?です。

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

Forbes JAPANの記事「大学生の4割がパソコン操作「自信なし」」

まず、今日はある記事から紹介していきたいなと思っています。

ちょっと前の記事なんですが、Forbes JAPANの記事で、タイトルが「大学生の4割がパソコン操作「自信なし」」といった記事になります。

こちらの記事では、デジタル人材の育成事業を展開するWHITE(ホワイト)株式会社が、全国の大学生519人を対象にITリテラシーに関するアンケート調査を行ったというものです。

自分専用のノートPCを持っている学生は83%

まず、PCの保有率に関してなんですが、自分専用のノートPCを持っていると回答した人が83%ということで、かなりの学生がPCは使える状況にあるということが言えるかなと思います。

では、持っているんだったら使いこなせるかという話なんですが、これがなかなかそうはいかないというのが、この記事の示すところです。

ブラインドタッチをある程度できる学生は約5割

たとえば、ブラインドタッチできますかといった質問に関していうと、17.7%ができる、36.2%がまあまあできる。このように回答しているのですが、残り33.3%があまりできない、12.7%が全くできないと回答しています。

なので、ある程度使えると回答している学生は約5割ということになります。

一方で、全くできないと回答している学生も約1割いるわけなんです。

これは、今の若者はスマホネイティブ世代ということで、普段のコミュニケーションはPCを使わずにスマホの文字入力で事足りているので、PCのブラインドタッチができないんじゃないかと分析しています。

WordやExcelなどのパソコンスキルに自信のない学生は約4割

次の質問ですが、WordやExcelなどのパソコンスキルに自信があるかどうかについてのアンケート結果です。

できると回答したのが13.1%、まあまあできると回答した人が48.7%ということで、合わせると約6割が、まあまあできる以上ということになります。

一方で残りの約4割に関していうと、あまりできない、もしくは全くできないと回答していて、パソコンスキルに自信がない人が約4割いるという話でした。

Web会議システムは7割近くができる

次に、コロナ禍で普及したWeb会議システムと、チャットツールに関してです。

これでいうと、Web会議システムに関しては、できると回答した人、まあまあできると回答した人が、あわせて約7割ということです。

少なくない学生は、使えるよと回答していると見ていいかなと思います。

チャットツールがある程度できる学生は約4割

一方で、SlackやTeamsなどのチャットツールに関しては、できると回答した人、まあまあできると回答した人が、合わせて約4割だったんです。

残り6割に関しては、できない、もしくはあまりできないと回答しているということです。

このような結果なんですが、これを聞いていらっしゃるリスナーさんは、どのようにお感じになられたでしょうか。

この大学生たちが、就職した時に、その半分がブラインドタッチができない。4割がExcelやWord、Powerpointなどのパソコンスキルに自信がないといった状態なわけです。

入社後にスキルを身につけるしかない

要は、彼らが社会に出た時に、そのスキルをどうやって補うかという話なんですが、やはりそれは会社に入った後に身につけていくしかないわけです。

ただ、会社としては、それらスキルがない人たちのために社員教育を施しながら、そういったスキルも身につけていただくが、その間はお給料を払わないといけないわけです。

個人的には、この状況はかなりいかがなものかなと思っています。

というのも、学生たちは、大学に当然学問を学びに行っていますが、少なくない授業料を払っています。

そして、その少なくない割合で奨学金などの制度を使って、学費を賄ったりとかしているわけです。

そして、それは言わば借金のような形になっていて、自分が就職した後のお給料の中から返していくような仕組みになっています。

ただし、その少なくない学費を払っていた大学を出たところで、半分がブラインドタッチできない、4割がパソコンの基本スキルを使えないといった新社会人を排出している。

後始末は学生たち本人、もしくはその学生たちが入社した会社、そのどちらか、もしくは両方が被るような形になってしまっているように僕は見えます。

学問にもデジタルスキルは有効なスキル

いやいや、大学は学問をするところであって、ビジネススキルを学ぶところではないという意見もあるかもしれません。ただ、それに関しても僕はちょっと違うかなと思っています。

というのも、今、学問をしっかり学ぼう、研究しようと思ったら、ブラインドタッチやパソコンの基本ソフトといったデジタルスキルは非常に有効なスキルになっているはずなんです。

論文を書くのであれば、ブラインドタッチができた方がいいわけですし、さらにレポートを作るのであればExcel、Powerpoint、Wordといったソフトも使いこなせた方がいいわけです。

さらに、今は文系の研究室だったとしても、Pythonなどのプログラミングスキルを使ってデータの収集や整形、分析などを行っていることも少なくないわけです。

なので、これらビジネスにおいて必要だよねと言われているデジタルスキルに関していうと、学問を進める上で持っていても全く損はないし、むしろ使うべきなんじゃないかというのが僕の意見です。

東京工芸大学大学院での授業

どうしてそう思ったかというと、実は僕が今年の夏に東京工芸大学の大学院で集中講義の非常勤講師を担当させていただいたんです。

その時に皆さん素晴らしいなと思ったんですが、僕の授業ではGoogle Classroomとスプレッドシート、ドキュメント、スライド、Google Chat、これらをフル活用するような授業設計にしていたんです。

授業の中の課題はGoogle Classroomで出題して、その課題の提出はスプレッドシートやドキュメントを使っていただきました。

あとは、最終日にプレゼンがありましたので、皆さん、Googleスライドでプレゼン資料を作ってきたわけです。

さらに、授業の中で気づいたことや、そういったものをつぶやく場所として、チャットスペースを用意して、皆さんにつぶやいていただきました。

加えて、授業の中で、Google Apps Scriptというプログラミング言語をちょっと体験できるコマも用意したのですが、そこで学んだことを早速、自分のところの研究室で活用して、研究活動の一部を自動化するようなことをチャレンジしていた学生もいらっしゃったわけです。

これらの学生さんたちは、M1、つまり大学院の1年生だったんですが、ほとんどの方が学部から上がってきています。

なので、学部での学習活動の上で、Google Classroomをはじめとする、Google関係のアプリケーションを使いこなすスキルを常に身に着けていたわけです。

大学でデジタルツールを使える環境を

そのための前提として、もちろんGoogle Workspaceのアカウントを学生1人1人全員に発行しているというのがあります。

そして、それらツールを使って授業を展開する、もしくは研究室で活用するといったことがすでに実践として行われている、また、そういった環境である必要があるということです。

つまり、僕が言いたいのは、学問としての活動も、これらデジタルツールは使えた方がいいですし、そういった機会を提供した方がいいというのがまずあります。

そして、それができるためには、大学がそういった環境をまず整備すること、そして、その環境の中で先生たちがちゃんと授業を行う、研究を行うといった活動をすることが必要なんじゃないかという話です。

大学の選び方は偏差値だけでいいのか

そのデジタルが十分に活用できる環境にあるのか、それが実践されているのかというのは、学生たちが大学を選ぶときに参考にしている偏差値には一切現れてないんじゃないかと思います。

高校でめちゃめちゃ受験勉強をして、いい大学に入りました。ただし、その大学ではデジタルに触れる環境がなく、そういったものを駆使した学び方や研究の仕方といったことに触れる機会がなく、社会に放り出されてしまうということになるわけです。

それは本当にいい大学なのかなと僕は思ってしまうのですが、リスナーの皆さんはいかがお考えでしょうか。

社会に出てからもデジタル格差はある

社会に出てから、デジタルの活用でいうと、会社によってすごく進んでいるところとすごく遅れているところがあって、ものすごく格差が広がっているなと感じています。

デジタル環境が進んでいる大学を選ぶのも条件として良いのでは

社会に出ると、そういった状態になってしまってはいるんですが、一方で、学生の時であれば、一揃いで持っておいていい情報リテラシー、ITリテラシーに関していうと、教育という形で提供することができるわけです。

ただし、理想はそうだったとしても、実は大学によってもすごく進んでいるところとすごく遅れているところが存在します。

この格差が広がっているのだとすると、偏差値だけではなくて、デジタルの環境がどれだけ進んでいるのかというところもちゃんと大学を選ぶ条件として見ていいんじゃないかなと思います。

ここは、個人的には大事なんじゃないかなと考えています。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「大学の選び方、偏差値だけでいいの?」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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