大学院集中講義振り返り2日目 リスキリングの原則と時間の棚卸し

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大学院集中講義振り返り2日目 リスキリングの原則と時間の棚卸し

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、大学院集中講義振り返り2日目 リスキリングの原則と時間の棚卸しです。

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

大学院での集中講義~ビジネスコンピューティング特論

引き続き、今週は東京工芸大学大学院で集中講義の講師を担当しています。8/4金曜日まで、全5日間、13コマ担当させていただくことになっています。

講義のタイトルは、ビジネスコンピューティング特論というタイトルなんですけれども、実際には4月20日に発売されました「デジタルリスキリング入門」の内容でして、プラスDXとかソフトウェア開発の話を追加したものになっています。

今回の講義の内容は、いつもは大人に向けて話をしてるものなんです。

これに対して学生さんたちがちゃんと理解できるのか。そして、理解できたのであれば、どんな感想とか、反応を示すのか、こういったところが、本当に興味深いわけなんです。

昨日は、1日目の授業について、その振り返りをしてみたんですが、今日は、2日目の内容について、学生さんたちが提出した課題などを見ながら、振り返っていきたいなと思ってます。

2日目講義内容

2日目は、全3コマになっていまして、1限目は学習の原則と環境設計ということで、書籍でいうと、3章にあたる部分です。その中から、学習の原則と環境作りの原則、これについて、お伝えしました。

そして、2限目は、スキルとその組み合わせということで、3章の実践の原則、あと、アウトプットをすることです。

実践する・書く・話すなので、学習の原則も少し絡んだ内容になっています。そして、3限目が、時間を生み出すスキルということで、書籍でいうと4章です。そこから時間の棚卸しの部分をワークとして切りだして、皆さんにやっていただいたんです。

学習の原則5つのポイント

学生の皆さん、どんな反応を示したかということなんですけれども、まず学習の原則5つのポイントを紹介したんです。関連付け、反復、適度な負荷、アウトプット、そして他者関与です。

結構、皆さん満遍なく反応していたんですが、強いて選ぶのであれば、他者関与とアウトプットかなというところです。

他者関与

他者関与に関しては、個人の努力というのが、学習でいうと皆さん強い印象を持っていらっしゃったんです。ただ、やはり話を聞くと、最初のうちは他者の力を借りて学習をすることが有効であるとおっしゃっていました。

そして、徐々に、自分の力で学べるようになったら、他者関与を緩めていくようにする。ここに関しては、皆さん納得いただいた感じです。

アウトプット

あと、アウトプットです。皆さん院生なので、アウトプットの機会は学部生に比べると増えたそうです。なので、納得感があるというコメントもありました。

たとえば、研究でプログラミングを使うことが多くなった。なので、授業で学んでた時に比べて実践できているから身についている。そんな実感があるという話だったりとか、あとは、院生なので、学部生に教える機会があります。

なので、「教えることは2度学ぶこと」は、一緒にやったことは長く覚えているというコメントもありました。

環境作りの原則

次に、環境作りの原則なんですが、情報収集と情報管理、そして繋がりとコミュニティです。

さらに、副業と転職この4つのポイントをお伝えしたんです。ただ、もう圧倒的に皆さん繋がりとコミュニティ。ここが1番印象に残ったとおっしゃっていました。

ほとんどの学生さんが、繋がりを作ったりとか、知らないコミュニティーに飛び込んでいくこと。これに関して苦手であると回答しているんです。

これに関しては、おそらく性格として苦手なんではなくて、社会の仕組みの問題としてそういうふうに思ってしまうみたいな問題はあるんじゃないかなと思うんです。

なので、若い時からそういった多様なサードプレイスに参加していって、どんどん新しい人と繋がっていく、そういったことに慣れていくっていうのがかなり重要なんじゃないかなっていうふうに思います。

実践の原則

続いて、実践の原則なんですが、課題の発見とチャレンジ、そして貢献する、発信する。この4つのポイントをお伝えしました。

この中で、最も皆さんが反応してたのは、ギブアンドテイクの話ですよね。ギバー・マッチャー・テイカー。その行動様式から、人は3種類に分かれますという話でした。

自分自身を自己理性的ギバーだと認識してる学生さん、結構いらっしゃったんです。そして、それは決して悪いことではないと考えていた方が多くいらっしゃいました。

ただし、それが社会に出て必ずしも成功するかというと、そうでもないことが多いということに気付いたということで、この話ができて本当よかったなと思うんです。

この辺りのコメントで印象的だったのが、とある学生さんが企業を選ぶ側として、利益のみを追求する会社を選ばないようにしているみたいなことをおっしゃられてたんです。

本当に今からは学生さんが会社を選ぶような、そういった時代に突入しているので、もう会社組織のスタンスみたいなところも、やはり見られるようになっていくんだなというところを感じます。

ノンプロ研の仕組みが参考になったというコメントも

あと、実践する・書く・話すといったアウトプットに絡んだ話でいうと、ノンプロ研の仕組みが非常に参考になったと、こんなコメントもいただくことができて、すごく嬉しいなと思っています。

コミュニティで集団で学ぶことで、書く・話すの機会も増えますし、SNS活用だったりとか、あとは同人誌の制作なども、すごく印象深い活動としてご覧いただけたので、それはすごく良かったかなと思います。

今回の授業でいうと、残念ながら、時間の関係で、5つの原則のうち、システム化の原則と無意識の原則は、なくなく削ったんです。だけど、やっぱり入れたかったなって気はします。やはり、次に同じような機会があった時には、ぜひ、検討したいなと思います。

時間の棚卸しワーク

3限目にやりました、時間の棚卸しです。

実際に皆さん、スプレットシートに自分の一般的な、平均的な1日の活動を記録していただいて、何時から何時まで何をしたというのを書いていただいたんです。

それぞれについて、その時間が未来に蓄積のある使い方なのであれば、投資、そうでないのであれば、浪費、これに分けていただいたんです。

実際は、皆さん授業とか、ゼミの時間、これが多く占められるので、あまり、浪費の時間が見つけられないんじゃないかなとちょっと心配はしていたんですけれども、実際、やってみたら、うまくいったんです。

まず、皆さんの意見として、時間の使い方に関しては、なんとなく、適当にやっていたという方が多かったんです。なので、その良し悪しを意識してない方が多くいらっしゃいました。

実際に、時間の棚卸しをして、投資なのか、浪費なのか見てみると、思ったより未来に繋がっていない浪費の時間が多かったと、こういった意見が多かったんです。

さらに、それに対して対策を練る。そういったアイデアを持っていませんでした。このようなコメントは、本当にたくさんの学生さんがしていて、自分の時間の使い方について振り返って、いいのか悪いのか判断して、そして改善すべきところはしていく。

こういった体験を、この授業を通して1回でもできたら、すごく良かったんじゃないかなと思うんです。ある学生さんのコメントでいうと、グループでディスカッションした時に、ある時間について、ある人はそれは投資だと考えるけれども、他の人は浪費だと考えた。このように、人によって判断が違うというのもあると言ってました。

でも、この判断基準はやはり人それぞれ違うので、自分の目線で、自分の時間がいいのか悪いのか、この判断力を磨いていく。そして、それに納得感を得て人生を送っていく。これがいいんじゃないかなと僕は思います。

この時間の棚卸しワークは、ちょっと学生さんたちに向けてやるのは、目的にはチャレンジだったんですが、本当、このタイミングでやってもらえたっていうのは、すごく良かったんじゃないかなっていうふうに思います。

時間について、シビアに見て、いかに有効に活用していくか、それについて、ぜひ考えていただきたいなと思います。

引き続き3日目以降も時間を生み出す。そして、デジタルスキルなど皆さんにお伝えしてますので、また機会を見て、振り返っていきたいなと思ってます。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「{{タイトル}}」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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