DX白書2023公開〜日本のDXの現在地は

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DX白書2023公開〜日本のDXの現在地は

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、DX白書2023公開〜日本のDXの現在地はです。

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

DX白書2023

情報処理推進機構(IPA)は2月9日、日本と米国企業の最新のデジタルトランスフォーメーション(DX)動向について取りまとめた「DX白書2023」を公開しましたので、これについてお伝えしたいと思います。

2021年版に続く第2弾となります。

DXの取り組み状況

DXに取組んでいる企業は69.3%となり、昨年度に比べ13.5%増加しました。米国は77.3%、8ポイント差です。

一部門ではなくて、全社的に取り組んでいる企業は日本26.9%。米国は35.5%。13.9ポイント差となっています。

取り組んでいない企業でいうと29.1%。米国は10.6%。日本は3割弱取り組んでいません。

従業員規模別

従業員別で取り組んでいる企業は、100人以下39.6%、1001人以上81.8%です。

そのうち全社的に取り組んでいる企業、100人以下11.4%、1001人以上50.0%と非常に低い数値になっています。

まったく取り組んでない企業は、100人以下57.7%、1001人以上5.2%で、100人以下の企業は全然進んでいない状況です。

従業員規模別でみると、圧倒的に異なります。

100人以下ならわりとトップダウンで全社的に取り組めると思うんですが、トップがやる気がないのかなと思ってしまいます。

メディアの情報を見ると、まあまあ進んでいるようにみえるんですが、周りの話を聞く限り進んでいる会社は少ないです。

DXの成果が出ているかどうか

DXの成果が出ているかどうかでみると、出ている58.0%。昨年度に比べて8.5%増加しています。米国は89.0%。圧倒的な差がついています。

残り42.0%は出ていない、またはわからないと回答しています。

取り組み内容とその成果

「アナログ・物理データのデジタル化」「業務の効率化による生産性の向上」は日米ともに約80%が一定の成果が出ています。

別項目「新規製品・サービスの創出」「顧客起点の価値創出によるビジネスモデルの抜本的な変革」は日本が20%台に対し、米国は60%以上です。

後半の2点は、かなり差があります。

本来目指すべき、トランスフォーメーションまでたどり着いているかどうかで大きな差が出ています。

アジャイルな取組

あと、今回おもしろい質問事項で、アジャイルな取組を行っているかとう質問がありました。

DXの実現手段として、アジャイルな取組が求められている。アジャイルな取組とは、企画、実行、学習のサイクルを継続的かつスピード感をもって反復することである。

こういった事項が当てはまるかという内容です。

日本でいうと全面的に取り入れている、一部取り入れているのが5割未満、米国では概ね7割を超えています。ここでも日米の差が出ています。

IT分野に見識がある役員の割合

3割以上いると答えた企業は日本が27.8%、米国が60.9%と、2倍以上の差があります。

5割以上いると答えた企業は日本が17.2%、米国が38.9%、こちらも2倍以上の差です。

経営層を中心としたリーダーシップにだいぶ差が出ているのではないかというのが僕の見方です。

IT分野に見識がないのであれば、アジャイルという言葉すらよくわからないのではと考えています。

冷静にDXの動向を注視していきましょう

中小企業の経営者が2~3年本気になればガラっと変わるので、ほんと頑張ってほしいと思っています。

いっぽうで従業員のみなさんは、経営者がどこに向かおうとしているのか、冷静に見たほうがいいのはと思っています。

今の雰囲気だとDXまったくやらない企業も出てきそうです。もしこれはダメだ的な雰囲気があるのであれば、したたかに別の選択肢を少しずつ準備するのをおすすめします。

いづれにしても冷静に判断して、DXの動向を見ておいた方がいいと思います。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「DX白書2023公開〜日本のDXの現在地は」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。

では、また。

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