みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、「越境学習の第一人者、石山恒貴先生が語る2023年の越境研究」とはです。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
ノンプロ研年末大BT大会
BT大会とは?
先日、ノンプロ研の年末大BT大会day2が開催されました。
BT大会というのはBeerTalkの略で、お酒を飲みながらのライトニングトークプレゼン大会をすることです。
ノンプロ研年末の恒例イベントで、今年は92名の方が登壇ということで、5日間7ステージかけて開催されています。
その2日目が、先日12/11に開催されました。
BT大会に法政大学石山恒貴先生にゲストとしてご登壇いただきました
このday2ですが、スペシャルな回になっていまして、なんと越境学習の第一人者法政大学の石山恒貴先生にもゲストとしてご登壇いただけたんです。
経緯としては、私が運営しているノンプログラマー協会で、越境学習を用いたDX人材支援をしているというのがあります。
越境先がノンプロ研になっていることから、越境学習について僕とメンバーでたくさんツイートしていたところ、我々の活動に興味を持ってくださったんです
その縁があって、11月に学習コミュニティと越境学習に関する共同セミナーを開催することができました。
その流れで、このBT大会も駄目もとでおうかがいしたところ、ご快諾いただけました。
今の時期、本当にお忙しくしていらっしゃるのですが、ご登壇感謝しています。
15分間、たっぷりとお話いただきまして、たいへん素晴らしいお話だったので、そのレポートをしたいと思います。
2023年に越境研究でやりたいこと
発表内容は、「2023年に越境研究でやりたいこと」というタイトルです。
今後、どんな研究を進められるのか知れたのが、すごいワクワクしました。
テーマとして、以下の3つをあげられていました。
- 被越境学習
- 組織への導入の方法論
- コミュニティ研究
被越境学習
まず「被越境学習」ですが、東京経済大学の小山健太先生が研究されています。
越境学習を行う越境者に対して、ホームである越境もとのコミュニティ、つまりノンプロ研の越境学習でいうと皆さんの所属企業にいる人たちが、被越境者となります。
もうひとつの被越境者がいて、アウェイ・越境先のコミュニティ。つまり、ノンプロ研の越境学習でいうと、ノンプロ研にいる人たちも第二の被越境者になる。
越境学習が行われる中で、この2つの被越境者が新しい視点・価値観を持ち込むことで、被越境者学習がなされているのではないかということです。
これは、まさにDXという文脈でいうと、越境学習者がホーム側を変えていく起爆剤になり得るかという期待感のあるところであります。
今年僕が越境学習を観察している限りは、越境者のポジションが低かったり、組織の構造が変更容易性が低い状態だと、厳しいという印象があります。
一方で、アウェイ側の被越境者はノンプロ研になります。これは少なからず影響は受けていると思います。
越境者ひとりひとりによるものというよりは、「越境学習で来ている」という方が複数人まとまって入ってきて、新しい価値観・行動パターンで専用イベント等の活動をされます。それによる影響も含めて、影響があるのではないかと思っています。
ここに関してはぜひ、石山先生の研究を楽しみにしています。
組織への導入の方法論
2番目に関しては、「組織への導入の方法論」です。
これもものすごい興味深いテーマというか、越境学習を広める上では非常に重要な研究内容です。
越境学習の成果というのは、ROIという視点では測定ができません。それをどのようにメリットを感じていただいて、導入していただくかというのは非常に重要なポイントになります。
これは、11月のセミナーでも白熱したディスカッションになったポイントです。
これは、花王グループでのトーク事例をご紹介いただきました。
この事例でいうと、リーダーが越境学習するという点にものすごく共感しました。僕の肌感でも、上のポジションの人ほど、固定観念を打破してリーダーシップを発揮する必要があると感じています。
花王さんの事例を別記事で調べたところ、人事担当のご自身が真っ先に越境学習を率先してやていて、毎週1回土日高知県へ体験に行かれているとのことです。
まさに、人事の方自身が越境を体験されるのは、説得力があります。
コミュニティ研究
3つ目のポイント「コミュニティ研究」です。
研究対象として、ノンプロ研にご興味がおありとのことで、とても光栄に思っています。
どんな所に興味があるかというと、以下のようなことがらです。
- コミュニティの中でどのような相互作用によりどのような学習が上乗せされているのか
- オンラインコミュニティならではの工夫・効果
- 伴走者機能の代替
伴走者機能の代替は、越境学習の際に、ノンプロ研の他のメンバーが伴走の一部を担うということも多くあります。つまり、コミュニティ自体が伴走機能を持っているという話です。
さらに、コミュニティに参加することで、ホームである組織とその関係とか、参加者自身のアイデンティティがどう変わるのかというのも興味があるポイントとされていました。
あと、糸島の「食」です。僕がTweetしているのをご覧になられて、興味を持たれたみたいです。
ノンプロ研の最も興味深いポイント
ノンプロ研の最も興味深いポイントとしては、数ある学習コミュニティの中で「越境学習」という用語、考え方が共通言語になっていて、意識的に活動に取り入れているコミュニティは今までなかったとのことです。
その中でどのような効果が現れるのかということに、ものすごく興味をお持ちとのことです。これも本当にうれしい話です。
ここで新たな発見が生まれて、再現性を持たせられるようなエッセンスが抽出できたら、世の中のさまざまな学習コミュニティが、よりよい活動ができるようになるということにつながるのではと考えています。
すごく光栄だし、わくわくします。
ぜひ、石山先生の2023年の研究にも、ガン見で注目していきたいと思います。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「越境学習の第一人者、石山恒貴先生が語る2023年の越境研究とは」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。