みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、「AIは本当にわれわれの仕事を奪うのか」です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
昨日の放送のおさらい
AIは本当にわれわれの仕事を奪うのかという話をします。
先に結論から言いいますと、ほぼ確実に奪っていくというのが僕の意見です。
なぜそう思うのかを今回は、話していきたいと思います。
前提となるのが、昨日の放送「AIでそれっぽい文章や画像がつくれるようになった2022年」になります。
よろしければ聞いていただきたいのですが、今回そのおさらいから入っていきます。
チャットAI「chatGPT」
この話では、最近のトレンドとしてチャットAI、chatGPTがすごく流行っているという話をしました。どういった機能かというと、日本語で入力した質問からその回答の文章・プログラムのコードとその解説を生成するんです。その文章・コードが、かなりそれっぽく見えるという話です。
同様に、画像生成AIも少し前から流行り始めて、いくつかのキーワードからさまざまな画像を生成できます。ときどき、トンチンカンなものもありますが、かなりそれっぽい画像が生成できます。
これらはサービス・国によって違うんですが、著作権などの関係で使用できる範囲に制約があるものの、それっぽい文章やそれっぽい画像をつくるという趣旨に見合っている業務であれば、人間がやるよりも圧倒的にスピーディに実現できます。
ということは、そういう作業を人間がやるよりも、これらAIに任せたほうがコストが安くなります。
そういうタスクで埋め尽くされている人がもしいるとすると、その人の仕事はこれらのAIの登場によって、急激に価値を失うということになります。
人によっては、そういう類の業務は抱えていないので大丈夫と胸を撫で下ろすかもしれないんですが、油断は禁物かなと思います。
注目すべきは、これらのブームがこの数ヶ月以内に立て続けに起きているということです。
文章・画像だけてなく、最近でいうと音楽の生成・ダンスの振り付けの生成とか、そういうAIも出てきています。
実際に実用している例として、ファッションの世界ではモデルの全身画像が生成されて活用されています。実際にPowerPointには、スライドデザインを生成して提案する機能が、すでに搭載されていたりします。
さらに、文章と画像の組み合わせで絵本を生成したり、音楽と歌詞の組み合わせで歌を生成したり、組み合わせパターンもたくさん出てくてきます。
それっぽい文章、それっぽい画像も、より精度が上がったり、何らかの特化をさせて実用的になったりということがおそらく起こっていきます。
このような進化が今後、継続的に発生していきますし、そのスピードは加速しているように見えます。
今年のもう1つのトレンド「リスキリング」
そこで、今年のトレンドとしてもうひとつ挙げられる「リスキリング」の話につながります。
リスキリングというワードが、世界的に有名になりつつあるのは、2018年の世界経済フォーラム年次会議(通称ダボス会議)から、「リスキル革命」と銘打ったセッションが数年にわたって行われたことも寄与しているといわれています。
とくに、2020年1月に行われたダボス会議での宣言では、2030年までに全世界で10億人のリスキルを目指すことが打ち出されています。また、現在を第4次産業革命と位置づけ、「数年で8000万件の仕事が消失する一方で、9700万件の新たな仕事が生まれる」とも予測しています。
大量のしごとが消失して、大量のしごとが生まれるといったことが起きます。
この理由が、これまでお伝えしてきたAIをはじめとする加速している技術革新とその現実世界への応用です。
徐々に追加されていくAI
モデルの全身画像生成AIのように、一気に人からテクノロジーに代替されるセンセーショナルなパターンもありますが、PowerPointのデザイン提案のように、いつものアプリケーション内の機能として、徐々に追加されていくというパターンもあります。
これと同様の現象が、Googleスプレッドシート・Gmailなど、Google系のサービスも少しずつAIを活用した機能が追加されています。
少しずつ気づかぬうちに変わっていって、いつの間にか代替されるというパターンもあるかもしれません。
むしろこちらのほうが、気が付かないうちにゆでガエル的にやられるので怖いかもしれないです。
みんなはどうしていけばいいのか
みんなどうしていけばいいのかということですが、AIの開発に携わるのは、相当の学習が必要になるので、全員がそこを目指せばいいというわけではありません。
いっぽうで、ChatGPTのように大ブームになっているものとか、PowerPoint・スプレッドシートなど普段使っているものに追加された新機能とかは、誰でも使えるようなものも少なくありません。
そういうものに積極的に触れておくのがおすすめです。
むしろ、これら新しいテクノロジーを使いこなしたり、新しい使い方のアイデアを出したりといったことが、ダボス会議でいわれている「9700万件の新たな仕事」につながっていくのではと思っています。
というわけで、AIは本当にわれわれの仕事を奪うのかという話をさせて頂きました。確実に僕らの仕事は変わっていくと思いますので、流れについていけるように注視していきたいと思います。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「AIは本当にわれわれの仕事を奪うのか」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。