書評「なぜ『戦略』で差がつくのか。」

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書評「なぜ『戦略』で差がつくのか。」

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、書評「なぜ『戦略』で差がつくのか。」です。

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

「なぜ「戦略」で差がつくのか。―戦略思考でマーケティングは強くなる」を紹介

今日は「なぜ「戦略」で差がつくのか。―戦略思考でマーケティングは強くなる」こちらの書籍を紹介します。

232回、「戦略とは何か」でも言及させて頂いていますが、今回はこの書籍にフォーカスした形で紹介します。

手に取った理由

そもそもこの書籍を手にとった理由は、デジタルリスキリング入門を執筆していて、リスキリングの戦略のようなものを書きたいと思っています。

ただ、そもそも「戦略」ってなんだろう?その一般的で有効な定義をはっきり言語化できなかったので、それを解決するために手に取った書籍のひとつになります。

よく戦略、戦略言っているけど、僕の過去の経験の限りでいうと、上手に戦略をつくって実行しているビジネスパーソンはあんまり多くないのではと思っています。

この書籍は「そもそも戦略とは何?」に明解なひとつの答えを提供してくれています。

もしかすると、他の書籍では別の明解な答えを提供しているかもしれないが、ひとつの答えが得られるのは価値が高いと思います。

著者: 音部大輔氏経歴

こちらの書籍著者は音部大輔氏で、P&Gのマーケティング・ディレクターを務めた後、様々な企業でブランドマネジメント、組織構築などに従事されています。

現在はクー・マーケティング・カンパニー代表を勤められています。

おおむねマーケティング畑の方ではあるので、その知見は多く含まれている一方で、マーケティングがわからない人でも十分に読み進めることができるので安心していただければと思います。

構成は全8章

全体で272ページです。

構成としては、全8章となっています。

第1章から第4章までは以下の通りです。

  • 第1章 戦略を定義付ける
  • 第2章 戦略の構成要素1「目的」を解釈する
  • 第3章 戦略の構成要素2「資源」を解釈する
  • 第4章 戦略の効用

この書籍では、戦略の定義を「目的達成のための資源利用の指針」と定義しています。

ここで目的・資源という2つの言葉が出てきて、この2つの言葉が非常に重要だという話です。それについて話しているのが、第2・第3章になっています。

そして、第4章は戦略があることの意義について述べています。

前半は以上で、実際に使っているであろう戦略について、定義がおかしいなと気づけば、もうこの本の一番おいしい部分を得られたのではと思います。

そして、後半部ですが以下の通りです。

  • 第5章 戦略を組み立てる
  • 第6章 戦略を管理する
  • 第7章 戦略的に考える

第5章~第7章が実践編です。どうやって戦略をつくり、運用するかという話になります。

実際につくるには、この本のこのパートだけだとガイドが少ないという印象があります。

いくつかの書籍を組み合わせて、よりよい戦略の作り方・運用のしかたを学ぶとよいと思います。

そして、第8章はまとめと補足です。

  • 第8章 「戦略」をより深く理解する

今日は、「なぜ「戦略」で差がつくのか。―戦略思考でマーケティングは強くなる」という書籍をご紹介しました。

戦略やその言葉に疑問を抱く人、言葉の定義とひとつの型を手に入れたい人におすすめの一冊です。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「{{タイトル}}」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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