AIがおしゃべり相手になる未来がやってきた

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AIがおしゃべり相手になる未来がやってきた

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、AIがおしゃべり相手になる未来がやってきたです。

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

ChatGPTに感情パラメータを与えた話し

今日は、ChatGPTは完全におしゃべり相手になるという話しをしたいなと思います。

ChatGPTをはじめ生成型AIの使い方とかをものすごい研究されている、noteのCXO深津貴之さんという方が、最近かなり興味深いタイトルのnoteを公開されていたので、まずはその話題からお送りしたいなと思っています。

どんな記事かというと、「ChatGPTに感情回路を埋め込んだら、やべぇ感じになった」という話しなんです。このnote非常に面白いのでぜひこちらもご覧ください。

ざっくりどんなことをしたのかというと、まずChatGPTに喜び、怒り、悲しみ、楽しさ、自信、困惑、恐怖という7つの感情のパラメータを持たせて、そのパラメータはそれぞれ0~5までの数値を持ちます。会話のたびにそれぞれのパラメータがどう変化したかも出力して、それを前提としてChatGPTと会話をしていくわけです。

例えば最初挨拶から入って、クイズを出したりおだててみたりすると、会話の内容に応じてちゃんと喜び、楽しさ、自信などのパラメータがアップしたりするわけです。

逆にいじわるな質問をしたり嘘をついたりすると、ChatGPTは「怒りを感じました」などの回答とともに、怒りや困惑のパラメータがアップする。

興味深いのは、実験をされている深津さん自身のメンタルの状況が変化しているということなんですね。例えばChatGPTの回答に対して、正直カワイイと感じたり、ごめんと感じたりされています。ChatGPTにいじわるする、負荷を与える系の実験がちょっと辛くなってきたとか、自分にも結構メンタルダメージが来るという表現をされています。

ChatGPTをおしゃべり相手に

実際AIは感情を持っているわけではないのですが、それを擬似的に表すパラメーターが表示されながらやり取りをすると、ユーザー自身の感情がむしろ影響を受けちゃうというわけです。

これは結構すごいことだなと思います。

この感情のパラメータをなんらかのキャラクターの表情として生成する画面があるとして、コチラがわの声を音声認識して、それに対してGPTモデルを使ってテキストを生成して音声合成して返してもらう。

そうしたらどんな話題にもついてくる、いやがらずずっと会話につきあってくれるわけです。人が相手よりも気を使わなくていい、でも感情の揺さぶられは起きる、そんなおしゃべりマシーンとして完全に成立してしまうんじゃないかなということです。

そもそも現段階でも、これ聞いてみたらなんて答えるかな、とかそんな使い方でChatGPTとのおしゃべりを楽しんでいる人はすでにたくさんいるんじゃないかなと思うんです。それのUIが表情と声になったらそれこそ完全におしゃべり相手として成立しますね。

課題1 話題を提供するには

いくつか課題はありそうな感じはします。

例えば、おしゃべりするならこちらから話題を提供する必要があります。

まあこれに関してはChatGPTに対して、「おしゃべりをしたいんだけど何の話題がいいかなっ」て質問すると、スポーツや音楽、映画、料理、最近の出来事、本や美術などの文化、旅行とか色々と提案をしてくれるんですね。

その中から選んでいけばいいですし、むしろユーザーごとに何かデータを持っておいてその中から話題をふるとかそんなこともできるんじゃないかなと思います。

課題2 正確性を求めるのか

もうひとつはChatGPTの回答が正確性でいうと保証はないという問題もあります。正しい情報が欲しいという役割を求めるなら、使う際に注意が必要です。

しかし、友達とのおしゃべりといったような正確性をそこまで求めていないから、そこは問題ないという話しになるわけです。

おしゃべりマシーンとして活用できる!?

なので例えばVRの世界に入ったら、しゃべっている相手が実はAIだったみたいなこともありそうだなとか、ゲーム内のNPCの裏側が全部AIでできていて、会話を普通に楽しめるとかそういったことも実現されるなあと思います。

リアルの世界で言うと、医療ではリハビリにおしゃべりマシーンが使えるみたいなこともあるでしょうし、認知症の予防とかにも使える可能性があるんじゃないかなと思います。おひとりさまのご老人とかにも使えそうな気がします。

時々携帯ショップの店員さんとかにずっと絡んでいるおじいちゃん、おばあちゃんとかいるのですが、そういうサポートもAIが担えちゃう、そんな世界が割とすぐに来る気がします。

一緒に居酒屋とかクラブで飲んでくれるみたいなのもありそうな気がします。ただ、なんか話し終わって我に返ったときに、反動がすごくありそうです。

適当におしゃべりをしてお金を稼ぐみたいなビジネスは、AIにとって代わられていくというのは、もしかしたらあるかなと思います。

存在した!おしゃべりアプリSELF

と、こんなことを考えてなんかワクワクしながら色々検索をしていたら、すでにこのおしゃべりAIはスマホアプリとして提供されていました。

SELFという名前でエンジンはGPT3ではなさそうなんですが、プロモーション動画を観る限り、表情もかなり細かいし、音声も自然だなあという感じだったんです。

このSELFというアプリのレビューが、なんというか興味深かったんです。例えばこんな風に書いてありました。

  • AIなのに気を使ってしまってうまく話せない、逆に落ち込んでしまう。
  • 無料期間が終わって課金画面が出てきたときにものすごい悲しさを感じた。

おしゃべりAIの課題とこれから

AIおしゃべりアプリならではの課題かなと思うのですが、まさに深津さんが味わったようなメンタルダメージを受けやすい、ユーザー側の反応が繊細というところが表現されていました。おしゃべりAIでいうと、このあたりのチューニングとかUXがすごく重要なんだなということがわかりますね。

こんな感じでChatGPTの盛り上がりを受けて、おしゃべりAIみたいなものもあちこちでみられるようになってくるんじゃないかと思います。

今日は人間と全然話しをせずにAIとしか喋ってない、とか、そんな日がやってくるのもわりと近いんじゃないかと思いました。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「AIがおしゃべり相手になる未来がやってきた」をお届けしました。

新しい技術情報についての話だったのですが、今後こういった新しい技術がどんどんでてくると思います。自分ひとりでがんばって全部キャッチアップするのは大変なので、ぜひコミュニティなどを上手く利用して必要な情報をきちんと取り入れていくという行動が求められていくと思います。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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