コミュニティ「ノンプロ研」を活用した越境学習支援サービスのトライアル提供を開始しました

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ノンプロ研を活用した越境学習支援プロジェクト

このたび、2022年3月1日より、コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」(通称ノンプロ研)を活用した越境学習支援サービスをトライアル提供開始しましたので、お知らせします。

トライアル参画企業は、BPO・アウトソーシングを提供する株式会社フロント・ワークスさま、杭基礎工事の施工を提供する株式会社ファンテックさま、イムス富士見総合病院さま、そして経理代行サービスを提供する株式会社M&Tコンサルティングさまの4社です。

越境学習とノンプロ研について、また越境学習支援サービスの詳細について、以下お伝えしています。

越境学習について

越境学習とは

越境学習とは、普段から所属している組織(ホーム)と、それとは異なるコミュニティ(アウェイ)とを、行ったり来たりしながら行う学習を指します。

越境学習とは
越境学習とは

ふだんとは異なる文化・価値観とは異なる、未知なる環境に属して活動すること、またそこでの新たな学びを元の組織に持ち帰ることを通して、学習者には「葛藤」が生まれます。

この葛藤により、探索し、未知なるものと出会い、自らも変化し続ける能力が備わるとされています。

越境学習が注目されている理由

これまでの日本企業における人材育成は、OJTとOff-JTによる企業内での画一的な手法が重視されてきました。

しかし、ビジネスの環境めまぐるしいスピードで変化するようになっており、さらに不確実性や複雑性が増しています。そのような変化に柔軟に対応しながら、多様なアイデアを取り入れ、失敗と成功を繰り返すような力(=冒険する力)を持つ人材、すなわちDXやイノベーションを担える人材が強く求められています。

そのような冒険する力を育てる手法として、越境学習が注目されているのです。

越境学習の立ち位置

コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」について

ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」(ノンプロ研)株式会社プランノーツが提供するノンプログラマー向けの学習コミュニティです。

ノンプログラマーとは、プログラミングを本職としないビジネスパーソンのこと。現在、ノンプロ研では190名を越えるノンプログラマーがアクティブに日々活動をしています。

学習意欲が高く、本職ではないにも関わらずプログラミングなどのIT技術に明るい、そのようなメンバーばかりの環境は、その場を初めて経験する方にとって、強い違和感や「葛藤」を味わうことになります。つまり、越境学習の「アウェイ」として適した環境といえます。

一方で、オンラインで活動するコミュニティですから、距離や時間の制約がなく、低いコストで越境できるというメリットがあります。

越境学習支援サービスの概要

越境学習におけるホームとアウェイの往還において、学習者には葛藤が生じます。その負荷が高すぎることで、アウェイで十分に参加ができない、ホームで十分に学びを実践できないといった、「2つの壁」を越えることができず、学習に支障を来す恐れがあります。

そこで、当協会は、企業と連携をとりながら越境学習者に対してサポートを行い、成功へと導くという役割を果たします。

  • 説明会などを通して越境学習の理解を助け、マインドセットを整える
  • 各参加者の選定の助言
  • 各参加者の学習プランと実践プランの策定支援と実現可能性の確認
  • 各参加者への面談やチャットによる個別サポート
  • 中間報告会、最終報告会の開催と運営

プロジェクトとしては、以下の流れで約半年を1サイクルとしています。

  1. 説明会の開催
  2. 参加者の募集と選定
  3. 学習プランと実践プランの策定
  4. 事前面談
  5. ノンプロ研に参加し、越境学習の開始
  6. 中間報告会
  7. 中間面談
  8. 最終報告会
  9. フィードバック面談

サービス導入先の各社さまからのコメント

株式会社ファンテックさま

ノンプロ研の学びの「しくみ」が素晴らしく、それをそのまま自社に導入したいと考え、ノンプロ協会での越境学習を始めました。

当社は杭工事の会社です。俗に言うガテン系の社員にとって「プログラミング」という題材も、「ノンプロ研」という環境も、越境度が強いです。未経験に挑戦しながら、たくさんの気付きに繋げてほしいです。

さっそく社内でも、教え合いを通じて、コミュニケーションが増えたと感じています。

株式会社フロント・ワークスさま

社員が「ノンプロ研」に所属しており、コミュニティーに在籍される方々の学習意欲の高さに驚かされています。

その熱量を社内に持ち込もうと試行錯誤しましたが、うまくいかず、今回「一般社団法人ノンプログラマー協会」の提案する「越境学習」というプログラムを利用することを決めました。

このプログラムによって「学習」が普通となる社内文化を作っていきたいと考えております。今後も社の福利厚生として継続的に利用していく予定です。

イムス富士見総合病院さま

社員がノンプロ研に入会しており、職場と違うコミュニティに身をおいてこそ得られる知識・スキルがあることを実感しています。

ただ、職場環境でプログラミングやその関連分野を学ぶには相当の動機と時間を要し、ハードルが高いかなとも思います。

ノンプロ協会の越境学習プログラムでは、知識・スキルの習得だけでなく職場での展開の仕方を含めたサポート体制が提供されるところが良いところです。

今後について

以上、ノンプロ研を活用した越境学習支援サービスのトライアルの開始についてお知らせいたしました。

本サービスのトライアル提供を通して、サービスをブラッシュアップしつつ、一般受付に向けて準備を進めていきます。

本サービスについてのお問い合わせについては、以下ボタンにて「お問い合わせ」ページに遷移して、お問い合わせフォームからご連絡くださいませ。

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