こんにちは、たかまいです。
去る5/23(木)に行われたノンプロ研定例会オンラインイベント「ノンプログラマーがChatGPTで学ぶExcelVBA」に参加してきましたので、そちらのレポートをします。
ノンプロ研定例イベント「ChatGPTで学ぶExcelVBA」
今回のイベントはノンプロ研会員の方だけでなく、外部の方も参加できるイベントなので、はじめましての方もたくさんいらっしゃいました。
私自身ChatGPTの課金をしているものの、時々使う程度で使いこなすにはほど遠い状態です。
このイベントを通して、ChatGPTを使って学習効率を上げたいと思い参加しました。
まずはアイスブレイクで緊張をほぐしてからスタートです。
イベントはアイスブレイクを終えた時点で35名を超える参加者で、ChatGPTを通してExcelVBAを学ぶということへの興味の高さが伺えます。
ChatGPTの活用状況とプログラミングスキル
さっそくハンズオンの練習として今日の意気込みをXにポストしていきます。
アウトプットしながら参加できるイベントとなっているので、一方的な講義と違って集中力が保てます。
また投票もあり、周りの方の回答もわかるので楽しいです。
最初の質問はChatGPTをどれくらい使っているか?
私は時々使う程度です。
参加されている方も私同様時々使っている方が多い回答でした。
あまりガッツリ使っている方っていうのは意外と少ないんだなとノンプロ研の方もいる中でのこの回答に少し驚きました。
続いての質問ですが、プログラミングスキルについて。
私は、学習はしているものの実務で使っていない状況です。
参加者の方の学習率が90%を超えており、改めて今回のイベント参加者の学習率の高さを感じました
今回のイベントではプログラミング学習していなくても大丈夫で、VBAの学習にChatGPTをつかえる事を体験するということなので一安心です。
今までプログラミング講座をいくつか受けて来ましたが、学習の中でなかなかChatGPTを活用できていません。
ChatGPTへの質問のコツ
ただ質問するだけだと長文でわかりづらい
そんな訳で早速ChatGPTを触っていきます。
最初の演習は「VBAとは何か説明してください」とプロンプトに入れます。
早速ChatGPTから回答が、あっという間に長文で箇条書きの回答が出てきます。
ただ長文なので、結局何なのかわかりづらい回答です。いつもこんな感じで回答が出るので内容を完全に理解出来ません。
参加者の方も「文章が長い」等の回答があり、ややわかりづらい印象の方が多い様子でした。
質問する時に条件を追加する
そんななかChatGPTに質問を投げるときに条件を追加するとわかりやすいとのこと。
今まで質問を投げるときに条件や文字数を指定したことがなかったので目から鱗でした。
条件をつけて質問をすると、簡潔でわかりやすい回答です。
タカハシさん曰く「ChatGPTと人に伝えるのは同じ」とのことで、確かに何か指示や依頼をするときにも簡潔に伝えないと上手く伝わらないですね。
生成AIを使う上で気を付けるポイント
ここまですごく便利で活用するしかないと思っていましたが、注意も必要です。
生成AIは最もらしいウソをつくようで、演習として「Voicyの『働く』の価値を上げるスキルアップラジオのパーソナリティは誰ですか?」という質問をしてみると、皆全然違う回答が。
画像のように、「データベースには含まれていません。」と出てくるときもあれば、まったく正しくないパーソナリティ名が挙げられることもありました。
このように、正しい情報と正しくない情報が出てくるため、自分自身の知らない情報を質問して鵜呑みにしてしまわないよう注意が必要だと改めて実感しました。
ChatGPTには無料と有料のプラン紹介があって前半が終了しました。
ChatGPTを使いExcelVBAを学ぶ
後半はいよいよChatGPTを使ってVBAを学びます。
VBAはExcelしか使えない環境の企業でも作業スピードを上げることができるので、私も職場で簡単なツールは作ったことがあります。
どんなツールが作られるかということもChatGPTは教えてくれます。
ノンプログラマーの学習は孤独との闘い
VBAの特徴としてユーザーの多くがノンプログラマーということがあげられました。
ノンプログラマーのプログラミング学習の「最大の課題」について、皆さん「エラー処理」や「孤独」等様々挙げられます。
私もどちらも経験しましたし、ノンプロ研に入る前には自分には無理だったんだと諦めたこともあります。
ノンプロ研に入ることで私自身、孤独ではなくなりましたし、学習効率が各段に上がりました。
孤独解消が期待できるChatGPT
ChatGPTで孤独が解消できるとのことで、この後はグループワークです。
私が参加したグループでも様々な意見がでました。作りたいコードの壁打ちに利用できたり、質問を投げたり問題を作ってくれたりできる等。
それ以外の他のグループも、同じことを何回も質問出来ることや、アイデアを煮詰める事等、様々なことに活用できそうです。
ChatGPTを使って用語解説を依頼してみる
続いてDebug.printについての演習です。
内容を見ると、わかりやすく解説してくれています。
1つの式に対して解説があり、私自身はばっちり理解できました。
しかし、それぞれの回答やプログラミングの習熟度が違うことと、そもそも解説の部分での専門用語がわかりづらい方もいました。
書籍とChatGPTを併用して学習する
書籍は初心者向けだと用語解説もあり、学習の道筋を立てる事ができます。
そこでタカハシさんの提案としては書籍とChatGPTの組み合わせがオススメだそうです。
サンプルコードの解説をChatGPTにやってもらうという学習方法は私自身は全く考えたことがなかったので、今後試してみようと思います。
まとめ
今回のイベントを通じて、今まで使いこなせていなかったChatGPTへの質問方法、学習への活用方法を知りました。
また、グループワークで意見交換をしたので、自分だけでない他の方の活用方法を知ることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。
質問の方法についても、用語解説をするというよりサンプルコードについて解説をしてもらうことで、より明確な返答を得られるということも体感することができました。
「ノンプログラマーがChatGPTで学ぶExcelVBA」についてのタカハシさんの書籍は夏頃発売予定とのこと、楽しみです。
以上「ノンプログラマーがChatGPTで学ぶExcelVBA」イベントレポートでした。
当日の様子はYouTubeでもご覧いただけます。