2022年3月から始動している越境学習プロジェクト。全4社から計13名の方がノンプロ研内で絶賛越境学習中です。
5月24、31日には2日間にわたり、学習中のメンバーから開始3ヶ月の節目の中間報告がありました。本記事では、5月24日に開催された報告会の内容をご紹介します。
ファンテック花田さん 〜社内のメンバーで業務改善を進められるように
株式会社ファンテックから参加中の総務経理ご担当の花田さん。ノンプロ研ではGAS初級、GAS中級と受講され、先日はGAS初級講座のホストも務められました。
ホストの際には、事前に用意しておいたコメントをTwitterでつぶやくGASのツールを準備しておき活用するといった、講座で身につけたワザをすでに活用されている様子も報告くださいました。
会社でも、出金(仕入)に関するツールを現在開発中で、これまで伝票と請求書を3回照合していた出金作業を、一度で済ませられるようにfreeeAPIとGASの活用を試みました。現在はテスト環境で試験中ですが、越境学習中には本番環境で使えることを目標としているそうです。
越境学習を通して実感できる効果としては、「学習の習慣が身につく」「プログラミングがわかるようになる」という「自分一人の成長」だけでなく、一緒に勉強会を企画したり、講座の参加者同士で共通の課題に取り組んだりと、「人を巻き込む」ことや「誰かに働きかける」ことができるようになったとも感じられているそうです。
また、経理では一人でモクモクとお仕事をすることが多かったようですが、共に越境学習している社内メンバーとチーム一丸となって業務改善に取り組めるようになった点も良い変化としてお話されていました。
ファンテック小島さん 〜質問できる環境で学習を続けられる
同じくファンテックから参加している新卒2年目の小島さん。越境学習前までは何か言われても「そういうものなのか」と仕事にたいして受け身の姿勢でいたり、「自分で考えなきゃ」と人に頼りにくかったり。また、エクセルですら苦手意識を感じていたのにプログラミングなんて、と思っていたそうです。
越境学習に参加後は、「この仕事って本当に必要?」と自分の仕事に疑問を持つようになったり、プログラミングはまだ知らないことだらけですが、自分で解決しようと試みる過程で、困ったときには相談できるようになったそうです。
一方で、「紙をなくして自動化することがすべて正しいわけではないのかな」や「みんなにとって使いやすいものって…」と深く考えこんでしまうこともあったようですが、まずは自分の仕事に向き合って改善をして、考える時間を作れるようにしよう!と、業務で使用する台帳やデータの整備を進められています。
わからないところは聞けば誰かがすぐに返事をくれるノンプロ研、一緒に学習を進めてくれる先輩や上司の存在があることでモチベーションを保ちながら学習を進められるとおっしゃっていました。
M&Tコンサルティング 福井さん 〜読みやすいコードでアウトプットを
M&Tコンサルティングの福井さんはGAS初級を受講中。「読みやすいコードを書く」をご自身の課題とされていて、もっともっとたくさんアウトプットしたいと意気込みを語られていました。
そろそろスプレッドシートの操作もできるようになりそうで、次のステップとしてfreeeのデータから自動で一覧表を作成することを目標にされているとのことでした。最終的には、現在6時間ほどかかっている会社の業務を自動化されたいそうです。
越境学習開始前は学習の習慣が無かったということですが、小さなお子さんを育児中で必ず1時間は学習時間を確保しているそうです。
フロント・ワークス 川澄さん 〜メンバーの学習熱の高さに圧倒
フロント・ワークスの川澄さんは、ご自身のステップアップとGASのツール作成を目的に越境学習に参加されました。
参加をしてみると、ノンプロ研メンバーの学習に対する熱量が高いことに驚き、自身も会社に還元できる知識や技術を身に着けようという意識が芽生えてきたそう。また、川澄さんもともとプログラマーのご経験もお持ちですが、多言語と比較してGASの柔軟性の高さに衝撃を受けたことも、学習開始後の大きな出来事のひとつだったそうです。
今後は勤怠申請フローをGASで自動化したり、業務で使用中のレポートをより改良するなど、ご自身でのツール開発と、社内で運用中のツール改善を進めていきたいということでした。
フロント・ワークス 木村さん 〜自身を律して越境学習中
同じくファンテックから参加している木村さんも、ご自身のキャリアアップと、業務で利用中のGASやスプレッドシートのカスタマイズ、改変をご自身でできるようになりたい、という目的で越境学習に参加されました。
現在はGAS初級講座を受講中で「もっとできると思っていた」「学習には反復が大切と実感」とGASと格闘中の様子。
越境学習をやってみての感想は、ノンプロ研のメンバーがもともと社内に多かったことから「アウェイ要素がない」「ホーム感もない」ということ。そんな環境に甘えることなく、自分で自分を律して越境学習期間中の学びを深めていきたいそうです。また、学習だけでなく課外活動にも積極的に取り組んでいきたいとのことでした。
M&Tコンサルティング 山本さん 〜社内でも越境学習を発信
M&Tコンサルティング 山本さん。もともとプログラミングの知識はゼロの状態での参加。GAS初級+freeeAPI講座を受講されています。freeeを使用しての経理業務のアウトソーシングに従事さていて、転記やチェックの作業を自動化したいと考えていらっしゃいました。
会社では越境学習でGASを学んでいることを全社会議で発信し、「効率化したい業務があれば教えてほしい」と公募されたというお話も。
山本さんご自身、プログラミングの凄さを実感し、業務効率に活かせる場面が多数ありそうだと感じられていて、今後も毎日勉強しながら学習を頑張りたいと意気込みを語ってらっしゃいました。
伴走者の方々からもコメントをいただきました
当日は伴走者の方々からもコメントをいただきました。
ノンプロ研の熱量や学習する習慣に触れるだけでもすごく良いことだと思います。弊社は今後も継続して学習者を送り込んでいきたいと思います。(フロント・ワークス 江藤さん)
社内の変化や、みなさんが継続して学習されていることがすごいなと思いました。応援しています。(M&Tコンサルティング 二口さん)
ノンプロ研の助け合う、否定のしない文化で学習ができているなと感じています。昼休みにみんなでGASのことやスプレッドシートの話で盛り上がることができて、こんな環境を求めていたんだ!と思いました。(ファンテック加藤さん)
Youtubeにも当日の動画がアップロードされていますのでぜひご視聴ださい。 >>>こちらでご覧いただけます
次の記事では2日目の中間報告についてご紹介します。