みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、ChatGPTに奪われずに人間に残される仕事とはです。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
気になる最新テクノロジー
ChatGPTは人間の仕事を奪うのか?
今日は、ハッシュタグ企画「気になる最新テクノロジー」についてお話しします。
最近、ChatGPTに関する話題を何度かお伝えしているので、今日もそれに関する話をしたいと考えています。
かねてからAIが人間の仕事を奪うなどと言われてきています。
ただ、そもそもこれまでも、IT技術が人の仕事を代替してきています。
たとえば、これまでは電卓を使って合計値を計算していたのが、Excel関数がそれを代わりにやってくれるようになりました。文書を郵便で送るという作業も、メールやチャットで郵便屋さんを介在しなくてもよくなっているわけです。
ですが、このChatGPTをはじめとする生成型AIの登場は、「え?そんなことできるようになったの?」というかなり衝撃的で予想を越える代物であり、急激かつさまざまな方面で人やその他の機械が担っていた役割を担っていったり、変えていったりしそうと思ってます。
プログラマーがChatGPTの登場により消えてしまうのか?
ちょうど先日、こんな質問をいただきました。
「ChatGPTの登場でコミュニティが受ける影響は?」という254回の回でえばたさんから質問を頂きました。
あるネット記事にChatGPTの登場により消える職業がリストアップされており、そこにプログラマーがありました。希望と不安の両方を感じました。プログラマーにできる備えはありますか。
テクノロジーを知ることは、人間を知ること
僕は前の放送でもお伝えしたのですが、テクノロジーを知るということは、逆説的に人間を知るということだと思っています。
というのも、人は機械のほうが得意なことを見つけると、それを機械のほうに任せようとしていくので、人間のほうに残ったものが、その時点でまさに「人間らしい」ことと言えると思っています。
たとえば、手順が決まっている仕事があり、それを正確に、大量にこなすのであれば、コンピューターにまかせたほうが得意です。人間にやらせるよりも安価で済むのであれば、コンピューターにやらせようとなります。
こうして、世の中はソフトウェアであふれるようになって、ソフトウェアをつくれるプログラマーという職業の需要が増しているという流れがあります。
そして今、こうしてChatGPTをはじめとする生成型AIが出てきました。
ChatGPTのできること
ChatGPTが何ができるかというと、「手前の文に確率的にありそうな続きの文字をつなげていく」ということです。
膨大な文章データからAIモデルが学習をしたことで、さまざまな質問に対して、それっぽい文章を返してくれます。
ただ、その正確性は保証されません。
バイト君に「この件について、ネットで適当に調べて、300文字くらいで要点まとめておいて」とお願いします。
もしこういう仕事があったとしたら、このバイト君はもうChatGPTにとって代わられます。
プログラマーという文脈でいうと、言語を指定して「こういうコードを作って」と依頼すると、きちんとコードを作成してくれます。
今のところ、正しく動く場合もあるけど、そうでない可能性も否めません。信頼できるかどうかは、ユーザーが現時点で確認する必要があります。
人間が担う2つの役割
いずれにしても、生成型AIに依頼するなら、現段階では少なくとも2つの役割は人間が担わないといけません。
その役割はひとつは「問いを立てる」という行為、もうひとつは「これで良しとする」行為です。
要点をまとめるでいうと、依頼者が「この件について要点を300文字くらいでまとめる」という問いを立てています。
コードの生成でいうと、目的とする「こういうコード」という問いを立てます。
いずれも、このプロセスの先に、何かしらの価値を持つ何かが生み出されるということの期待があります。
あと、これで良しとするためには、要点まとめ・コードの生成でも、最終的に当初期待していた価値を満たすものかどうかというのを判断する必要があります。
えばたさんの質問でいえば、言われたとおりにコードを書く、そしてその判断は誰かがやってくれるみたいな役割でいうとChatGPTが担えることになるので、そういう人がいるのであれば、仕事は奪われるかなと思います。
ただ、現時点でいうとその役割だけで済んでいるプログラマーは少ないので、ドンドン仕事が奪われるということはありません。
知能や知性を質問に対する回答だけで判断するのは乱暴
これに関して、もうひとつコメントを紹介します。
252回の放送で「ChatGPTに正しさを求める人たちに物申す」の回で、こちらでもえばたさんからこういうコメントを頂いています。
知能や知性を質問に対する回答だけで判断するのは乱暴だというお話は、人間にとってもほっとするところがありますね。
この回で僕がどんな話をしていたかというと、ChatGPTが正確に回答ができないときがあり、だから人間より知性がない、というような論調の記事に物申しました。
この記事の論調では、知性があるとは「ある問いが与えられて、それについて正確に回答できること」を指しています。
人間の知性の本質
でも、僕から言わせると、これまでお伝えしてきているとおり、問いを立てること、そしてプロセスによって生み出されたものを良しとすること、その2つが今のところ人間にしかできないことで、それこそが人間だからこそできる知性の本質なのではないかと思います。
それでいうと、学校でやっていることって、問いを立てること、回答を良しとすることはすべて先生がやってしまっていて、生徒たちがそういう体験をする仕組みにはなかなかなっていないなと思います。
プラス会社でもどうかというのは、考えたほうがいいかなと思います。
何か上司から仕事を依頼されて、それを提出する。上司がそれをジャッジして、場合によって言われた通りに修正をしてみたいな仕事をしているのだとすると、それはまさにChatGPTができるような仕事なんです。
課題に感じるとか、問題を発見するとか、問いを立てる機会が十分にあるかどうか、そしてそれを良しと見極める力が自分に備わっているかどうか、そこはぜひ確認しておくとよいんじゃないかなと思います。
ということで、人間にしかできない部分として、ひとつは「問いを立てる」という行為、もうひとつは「これで良しとする」行為だと思っています。
ここしばらくこの2点は、人間が担わないといけないといけないと思うので、意識して鍛えるとよいのではないかなと思いました。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「ChatGPTに奪われずに人間に残される仕事とは」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。