中小企業こそ広報をはじめるべき

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中小企業こそ広報をはじめるべき

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、「中小企業こそ広報をはじめるべき」です。

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

中小企業こそ広報をはじめるべき

今日は中小企業こそ広報をはじめるべきという話をしていきたいと思います。広報活動の話です。

僕は今年3月から本格的に広報活動をはじめました。

今思うと、もっと早めにやるべきだったと、とても反省しています。

広報とは何か

まず前提として、広報とは何かということなんですけど、

広報とはPublic Relations=「社会と良い関係を築き相互理解を深めること」と定義されています。

具体的な活動で言うと、テレビ、新聞、雑誌などのマスメディア、Webメディアに自社のニュースを渡して掲載してもらうというのが基本の活動と言えます。

広報と広告がごっちゃにされがちですが、広告はお金を出してメディアに掲載してもらう活動を言います。あくまで発信の主体は広告主で、広告主がメディアの枠を買って言いたいことを言うことが広告です。

一方で、広報は情報を渡して、記者さんたちが視聴者や読者にとってニュースバリューがあるかどうかを判断して、それでニュースバリューがあれば掲載してもらえるというような活動になります。情報を渡すだけでお金はかかりませんが、いつも掲載してくれるとは限りません。

広報の発信の主体はメディアであって、メディアが代わりに自社の情報を伝えてくれるということになります。

つまり、客観性や信頼性が高い状態で情報が伝えることができます。

僕の活動では、3月以降でいうと8件の掲載が決定しています。

広報はなぜやったほうがいいのか

広報はなぜやったほうがいいのかということなんですけど、

無料で宣伝ができ、しかも客観性・信頼性が高い状態で届き、
さらに今まで届かない層にも届くということなんです。

自社の「いつも隣にITのお仕事」というブログは毎月数十万PVありますが、常に同じ属性の読者にしかアプローチできないんです。VBAとかGASやITスキルを上げたいモチベーションの高い読者にしかなかなか出会えない悩みがあります。

Twitterでも宣伝するんですが、僕のことを知っているフォロワーさんにしかアプローチができません。

ITやプログラミングに興味が無い層、僕のフォロワーではない人に届けようとすると、今僕が持っているメディアだけではアプローチできません。

ただし広報であればメディア毎に読者を持っているので、そこにアプローチすることができるということになります。

広報をやってきて良いと思った点2つ

これまで広報をやってきて、良いと思った点が2つあります。

一つ目は、ニュースバリューがある話を、常に生み出し続ける必要があるということです。

例えば、広報担当を用意して、毎月プレスリリース1本を打ち出す目標を立てたとします。

すると毎月1つの、ニュースバリューがあるネタを用意しなければいけなくなるわけです。

これが経営としては非常に効果的なんじゃないかと感じています。

「両利きの経営」という言葉があるんですけど、既存領域を磨き上げる「深化」と、新たな取り組みを試み続ける「探索」の両方が経営にとって必要と言われています。

ただし多くの場合、足元が気になってしまうので、深化にばかり、つまり既存領域にばかり目を向けがちという傾向があります。

これに加えて広報活動をすることで、毎月1本新しいネタを課すことによって探索の活動ができるようになるわけです。

逆にプレスリリースが何も出せないのであれば、何も新しいことをしていないのと同じなので、この変化の激しい世の中でゆるやかに弱っていくリスクが高まるんじゃないかと思います。

もう1つの良い点は、世間の価値観を知ることができるということです。

広報活動をするということはニュースバリューがある情報はどういったものかということを知る必要があります。

  • 新規性、新しさや将来性があって
  • 社会性、時代や世相とマッチしている
  • 共感、人々の心を動かせる

この3つが揃っているのがニュースバリューがある情報です。

こういったネタを探すことで、自社の活動のうち、

  • どういったものが新しい、将来性があるのかくて
  • どういったものが時代や世相とマッチしているのか
  • どういったものが人々の心を動かすのか

ということを考えながら経営する習慣ができるんです。

経営というのは、社会にとって価値のあることをすべきで、その対価としてお金をもらうことです。何が価値があるのかわからなければできないことです。

そうでないとただのお金を稼ぐだけの集団になったり、現状維持をするだけの集団になったりします。

ただのお金稼ぎをしようとすると、札束持っている大企業のほうが強いに決まっています。

社会のうちの一部分についてものすごく解像度をあげて、そこの価値を明瞭に見極めて、そこにアジャストしていく、そういうきめ細やかな経営は、中小企業だからこそできるんじゃないかなと思っています。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「中小企業こそ広報をはじめるべき」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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