みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、「学び直しに3年休職制度」何をどう学ぶ?です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
日本製鉄の学びなおし制度
トークテーマ「気になるニュース」にのってお話しします。
「日本製鉄、学び直しに3年休職制度 博士号取得を後押し」というニュースです。
僕は学習コミュニティ「ノンプロ研」を運営していて、ノンプログラマーの皆さんに、なるべくリスクをとらず、金銭的にも無理のないように、プログラミングやITスキルをなどの学びを得る機会を提供しています。
3年の休職ってかなり思い切った決断になると思うので、僕がやっているノンプロ研とは対局にある選択肢だなと思ってとても興味を持ったんです。
日本製鉄さんの制度はこんな感じです。
学びなおしのために最長3年間の休職を認める。休職中は無給になるけど休職後は元の会社に戻れる。全社員を原則対象とするが、業務と無関係の学問分野などは休職が認められない場合もある。
デジタルトランスフォーメーション(DX)や脱炭素化に迫られ、データ解析技術や環境技術などといったものを身に着けることが可能。3年間あるので大学院の博士号を取得することも可能です。
無給なので、3年分の生活費と学費を工面できるかどうかがポイントですね。
子育て世代はさすがに厳しい気もしますが、子育てが終わった50代以降の世代にとってはけっこうチャンスなのではと感じました。
次の職場が決まらないのに仕事を辞めるには、年齢的にものすごくリスクがあるので、がっつり博士号をとれるような学びをするのは無理がありますよね。
今回のケースは無給とはいえ、他の同年代の人材がまず身に着けられない先端技術を身に着けて、また元の職場に戻れる保証があることはけっこう大きいと思います。
私たちの学びなおしの選択肢として
働きながら大学院に通う
このニュースでは休職という話でしたが、そういった制度がなかったとしても、今は働きながら大学院に通う方は増えている印象があるので、そういう選択肢もあるかなと思います。
土日や夜を使って授業を受け、論文を提出していますね。
社会人向けの大学院でいうとMBAをとるとか、デザイン、ファイナンスとかビジネス系はけっこう充実していると思います。
実務とのシナジーが出てきやすいし、もしくは修了すれば専門的な学びをしてきたという証にもなって、その後のキャリアにもプラスに働きそうです。
ただ、世の中でニーズがあるであろうコンピュータサイエンス系の社会人向けの大学院は少ないように見えるので、提供する日本の大学院はもっともっと増えてもいいかなと思いました。
ただ、そういった大学院は授業料はそれなりにかかるんですね。年間100万から数100万円くらい。その分の資金面の確保が必要になってきます。
政府の教育未来創造会議は5月公表の提言で、日本の社会人が「時間、費用等の制約から学び直しに二の足を踏む傾向」にあると指摘されています。
動画視聴で学ぶ
その金額でいうと確かに二の足踏むかな、と思ってしまいますが、リスキリングという視点でいうと必ずしも大学院でなくてもいい。
動画であれば、世界の大学の授業が無料で視聴できるというプラットフォームも増えてきています。
有名なのはMOOCというサービスで、世界の3000以上のコースがオンラインで受講できるし、認定証も発行されるプラットフォームになっています。
日本語版のJMOOCというのもあって、全国の大学の講義などが視聴できます。
プログラミングに特化したものであればUdacityというサービスもありますね。こういったものを活用することもできます。
その中間でいうと通信制の大学という方法もあります。年間数十万円からで学位や資格がとれるものもありますね。
学びなおしをキャリアアップに結び付ける
と、まあ色々と選択肢はあります。
動画とか通信教育で、ありもののカリキュラムを漫然と受けて、認定証とか資格とか取得というのもありとは思うのですが、それでキャリアが明確に望ましい方向に進むのかみたいなことでいうと、ちょっと慎重に考える必要があります。
というもの先ほどの日本製鉄さんでは、3年休職してデータ解析技術や環境技術を身に着けて、復帰してそれを活用するような未来が描けるわけですね。
製鉄業界のことは詳しくないですが、業界内では貴重な人材になって、実績をあげられてキャリアにとって大きなプラスになる気がします。
学びなおしにおいては、キャリアに大きなプラスになるかどうかをイメージすることが必要な気がします。
そのあたり、僕が運営しているコミュニティ「ノンプロ研」でもその点は少し課題かなと思っています。
毎月5500円プラス、プログラミング講座が数万円なので、かなり現実味がある価格帯で、実務で使えるプログラミングスキルを身につけられるんですが、それがキャリアにどう結びつくかという支援が弱い気がしているんです。
そのあたりは今後研究してコミュニティの運営にとりいれていきたいところでなので、また学んだことをVoicyなどで発信していきたいと思います。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「「学び直しに3年休職制度」何をどう学ぶ?」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。
では、また。