タカハシノリアキ 
みなさん、おはようございます！タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします！
今回のテーマは、ChatGPTにプラグインとWebブラウジング機能が搭載です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます！
では、よろしくお願いいたします！
ChatGPTに新しく搭載された機能を紹介
今日はChatGPTに新たに搭載されたプラグインという機能とウェブブラウジングという機能について紹介します。
いずれもPlusユーザーのみになっていますので、使いたいときには有料課金をする必要がありますので気を付けていただければと思います。
ChatGPT、Proユーザーに向けて70以上のプラグインとウェブブラウジング機能を公開
プラグインでサードパーティのサービスにアクセス
まずプラグインとは何かというと、ChatGPTを通じてサードパーティーのサービスにアクセスできるようになる機能です。
わかりやすいのでいえば、食べログです。
食べログのプラグインを追加すると、ChatGPTにいろいろ質問した回答として、食べログのデータも使いながら回答をしてくれるようになります。
プラグインとしては現時点ですでに88個あって、どんどん追加されている感じで他にもたくさんあります。
たとえばExpediaやZapierとかPodcast Searchとかです。
毎日少しずつ追加されているようなので、どんどん増えていくかと思います。
WebブラウジングでWebから得られた情報を使う
もうひとつの機能、Webブラウジングは、ChatGPTの回答として、Webで得られた情報も使うよということです。
もともとChatGPTの学習データに関しては、2021年9月までのデータしか持っていなかったんですけど、こちらWebブラウジングを使うことで、最新の情報を回答に含めることができるようになるということです。
また、回答時に参照したURLなども確認できるようになります。
もともとBing AIでできていることが、ChatGPTでもできるようになった感じです。
機能の有効化が必要
これら2つの機能は現時点ではベータ版という位置付けになっていますので、有効にする必要があります。
左下のアカウント名からSettingsを選んで、Beta features→Plugins・Web browsingそれぞれをオンにします。
New Chatを開いて、GPT-4にカーソルを合わせて、そこにDefault以外にPlugins・Browsingを選べるようになっていますので使いたい方を選んで使います。
プラグインはPlugin storeをクリックして、追加したいプラグインを選んでインストールします。
目的のプラグインをインストールすることでチャット画面で使うことができるようになります。
ひとつのチャットで3つまでプラグインを使うことができます。インストールした中から使いたいプラグインにチェックを入れてチャットを開始します。
プラグインを使ってみた
今回2つほどプラグインを使ってみましたので、紹介します。
AskYourPDFは非常に便利
まず、「AskYourPDF」というプラグインです。
これはPDFを要約してくれるものです。日本語のものも要約してくれますし、英語のものであれば日本語に翻訳して要約してくれます。
使い方としては、このPDFを要約してくださいと書いてPDFのURLを入力します。これでインターネット上にあるPDFを要約してくれます。
今回は15ページの日本語の論文をお願いしたところ、しばらくして要約が出て647文字にまとめてくれました。
その論文がどんなテーマのものか、要点を3つ、結論、非常にわかりやすい日本語でまとめてくれました。
要点のところにはそれぞれ参照したページ番号なども示されていたので、もう少し深く知りたければPDFのそのページに行けばよいということです。
これは非常に便利だなと思います。
表示された要約の後に、専門用語などがあれば、それについてさらにChatGPTに尋ねてみたりとか、アイデアを聞き出したりするわけです。
食べログはもう一息
もうひとつ、「食べログ」のプラグインも使ってみました。
最初、「糸島でおすすめの居酒屋を教えてください」と入力しました。
しばらく考えて3軒紹介してくれました。各お店について、食べログで紹介されている写真、総合評価、エリア、ジャンル、予約可能な時間帯、リンクを表示してくれました。
気になる点としては、居酒屋を紹介してくれとお願いしたにもかかわらず、3軒のうち1軒はステーキ屋さんだったんですね。
なので、ChatGPTのほうに「上手な食べログのプラグインの使い方を教えてください」と入力しました。
キーワードとして、地域、ジャンル、シチュエーション、レストラン名など、日時や人数など、といったものを入れるといいよということだったんです。
なのでもう一回お願いしてみました。
「糸島で居酒屋を探しています。魚介がおいしくて、4人で予約できて、できれば個室があるところが良いです。」
すると、出力としてはちょっとイマイチで、さっきの3軒に、1軒が追加されましたが、さっきのステーキ屋さんはそのまま残っていました。
食べログのほうに居酒屋の軒数が少ないのかと思い、調べたら、けっこうたくさん表示されていましたので、上手くセレクトできていないなあという印象です。
現時点では食べログに関しては出力にけっこう時間もかかるし、今のところ使い勝手的にはもう一息というところです。
Webブラウジングは通常の使い勝手と一緒
Webブラウジングも使ってみました。こちらの使い勝手としては通常のChatGPTと全く一緒というかんじです。
質問内容によっては、これまで通りのデフォルトの回答をしてくるというかんじで、必要に応じてWebブラウジングを読みだして、Web上の最新の情報を使って回答してくれます。
ただ、リンクが表示されるとあったんですが、僕の時は表示されないときもありまして、ちょっとどうなのかなというところはありました。
ちょっと変な挙動が確認された
ちょっと変な挙動でいうと、プラグインとWebブラウジング両方で確認できたんですけれど、同じ回答が2回表示されるということがありました。
そのときにはStopをする必要があるかもしれないので、このあたりは時が経てば解決されるとは思うんですが、今のところそういうことがあるかもしれないということで使っていただければと思います。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「ChatGPTにプラグインとWebブラウジング機能が搭載」をお届けしました。
いずれの機能もまだ発展途上というところがあるんですが、たとえばプラグインでいうと、プラグインがどんどん増えていくことになると思いますし、可能性は十分にあると思います。
プラグインのおすすめ情報なんかも出てくると思いますので、そういったものを上手くキャッチしながら使っていくといいんじゃないかなと思います。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。
