みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、ChatGPTでブログ記事をつくってみたです。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
ChatGPTでブログ記事を生成する
今日は、ChatGPTでブログ記事を生成してみたという話をします。
前回267回ChatGPTで小説をつくってみたという話をしましたが、小説だけでなくブログに関しても作り方があちこちで公開されています。
ブログ記事タイトルを箇条書きで教えてもらう
手順としてはテーマを決めて、ブログ記事のタイトルを10個箇条書きで教えてみたいな感じで出してもらいます。
その中からタイトルを決めて、その見出しと文字数と数、見出しごとに記事を文字数で出してもらうという手順で進めていきます。
まず手順どおり、ブログ記事のタイトル案をだしてもらいます。
「Excel VBA」の初心者向けのブログ記事のタイトルを10個箇条書きで教えてください。このような感じでChatGPTにお願いしてみました。
そうすると、以下のようなタイトルを作成してくれました。
・Excel VBA入門:最初のステップ
・Excel VBAで基本的なコーディングをマスターする方法
・Excel VBAでデータ処理を自動化する方法
・Excel VBAを使用してフォームを作成する方法
・Excel VBAでマクロを作成して時間を節約する方法
・Excel VBAで条件分岐を使用する方法
・Excel VBAでループ処理を使用する方法
・Excel VBAでグラフを作成する方法
・Excel VBAでファイルを操作する方法
・Excel VBAでセルの値を操作する方法
わりと具体的に出してくれます。
SEO的に効果的な記事タイトルに変更
ネタ出しとしては優秀ですが、SEO的にちょっと弱いと感じました。
「Excel VBA入門:最初のステップ」をよりSEO的視点で効果的な記事タイトルに変更したものを、5個提案してくださいとしました。
その回答として、
1.「Excel VBA入門」:コーディング初心者でも迷わないステップバイステップガイド
2.Excel VBA初心者必見:簡単なステップで基本コーディングを習得する方法
3.SEO最適化されたExcel VBA入門:初心者が自信を持ってコーディングを始める方法
4.Excel VBA入門チュートリアル:初心者に向けた使いやすい解説記事
5.Excel VBA入門ガイド:簡単なプログラミングを学ぶための完全なステップバイステップ
これは、けっこう使えるように思います。
初心者・Excel VBAとか、重要なキーワードも入っているし、クリックしたい気持ちにもなります。
ブログ記事構成案を出してもらう
続けて以下のタイトルで「初心者向けExcel VBA」ブログ記事の構成案を約30文字×3~5見出しで書いてください。とお願いしました。
選んだタイトルは「Excel VBA初心者必見:簡単なステップで基本コーディングを習得する方法」です。
1.事前準備:VBAエディターの開き方
2.基本操作:モジュールの新規作成、変数の定義
3.オブジェクト操作:セルの操作、ループ処理、条件分岐
4.フォーム操作:フォームの作成、コントロールの設定
5.マクロの実行:ショートカットキー、ボタンの配置
だいぶひとつの記事に詰め込んだ感じになってしまっています。ただ、一度このまますすめてしまいます。
見出し毎に内容を記載してもらう
いくつかチョイスして、見出しごとに内容を書いてもらいました。
以下の見出しでブログ記事を約500文字で書いてください。とお願いしました。
見出し:事前準備:VBAエディターの開き方
文章を書いてくれて要約すると、ExcelVBAとは何か、どんなことができるか、開発タブでVBAエディターを開く方法、エディタの設定、基本的な構文やコーディング規則を勉強しようという内容です。
けっこう詰め込み感はありましたが、ほぼ正しい内容だし、序盤に入れそうな内容です。
開発タブがない場合の追加の仕方もフォローがありました。
ただ最後の文章が、尻切れトンボなので調整が必要かなと思いました。
続いて、この続きとして、以下の見出しで約500文字で書いてくださいとお願いしました。
見出し:基本操作:モジュールの新規作成、変数の定義
ここはモジュールの作成ではなく、「標準モジュール」と表現する必要があるかなと思いました。
データ型については、整数、長整数、単精度浮動小数点数、倍精度浮動小数点数など、初心者向けとしてはちょっとパンチが強すぎる感じはあります。
ただ、変数の宣言などは構文例なども載せていたので、それっぽい感じに仕上がっています。
こんな感じで2000文字くらいの記事であれば、ものの10分くらいで作れます。
正確性の担保が必要
ただ、正確性の担保が必要なので調べたり、修正したりという手順は必要です。
作った感想ですが、僕だったらこの作り方でブログはつくらないです。
そもそも言いたいことがあるからブログを書くわけで、ChatGPTが出してきた案がたまたま言いたいことと一致してればいいんですが、そうとも限りません。
自分である程度テーマ、構成とか決めて、足りないアイデアとかをもらうというならありかも知れないし、今はそういう使い方をしています。
前回、小説をつくってみたをやったんですが、ブログのほうがけっこうよくないことが起きる可能性があるかなと個人的には思っています。
WELQ問題
昔WELQ問題というのがありました。
WELQというのは過去に存在していいた健康情報サイトです。
クラウドソーシングでネットのコピペで記事を量産して、SEOで上位に上げて、広告費を稼ぐというモデルでした。
著作権の侵害をしたり、誤った健康情報を公開してしまったり、これが指摘されて炎上しました。そして、結果的に閉鎖に追いやられました。
ChatGPTを使って同じようなことをする人たちがどうやっても出てきてしまいます。
稼ぐだけに興味がある心ない人がいたら、ChatGPTは非常に便利なツールになります。信頼性のない記事をそのまま公開するということが起こりえます。
SEO対策をすれば、PVが上がって、たくさん稼げるんですが、そういう価値・信頼性について誰も担保していないコンテンツに読者の多くがさらされることになります。
Googleとしては、何か知りたい時のアクションとしてGoogleのユーザーをChatGPTに奪われるとともに、ChatGPTによるブログ記事大量生成で検索エンジンもハックされて、検索結果を荒らされる脅威にもさらされていて、たいへんなのではと勝手に思っています。
このあたりはかなり注意して先行きを見守りたいところです。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「ChatGPTでブログ記事をつくってみた」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。