あやか 
2022年3月から始動している越境学習プロジェクト。全4社13名の方が、ノンプロ研内で絶賛越境学習中です。
5月24,31日には2日間に渡り、学習中のメンバーから開始3ヶ月の節目の中間報告がありました。本記事では、5月31日に開催された中間報告会（後編）の内容をご紹介します。
イムス富士見総合病院 吉田さん 〜病院のさきがけとなる部署を目指す
イムス富士見総合病院のリハビリテーション科の吉田さんは越境学習を開始してからGAS初級講座を受講。コロナ感染対策のために院内で実施している健康チェックシートの入力忘れ防止ツールを開発して活用しているそうです。
ITスキルが高くないメンバーへの指導も同時に取り組みながら、科内システム係を結成。将来的にはSlack導入・活用に向けて、まずはメンバーも使い慣れているLINEのbotを利用した情報発信をはじめました。所属の科を病院全体のさきがけとなる部署にすることを目指しています。
越境学習では「わからないことをノンプロ研内ですぐに質問できる安心感」を得られたり、職場でもGASの話ができて他のスタッフも「この仕事も自動化できるかもしれない」と興味を持ち始め、良い変化が見られているようです。
今後は書類などの処理業務の時間を削減し、技術研鑽により励みながら、各々の職種に特化して最大限力を発揮できるような職場にしたい、という想いを語られていました。
イムス富士見総合病院 河瀬さん 〜改善できる業務がないかを探す日々
イムス富士見総合病院の診療放射線技師２年目の河瀬さんも、GAS初級講座を受講後、次に開講される中級講座も受講予定だそうです。
といっても、河瀬さんにとって、ノンプロ研はまだ「アウェイ」感があるそう。学習期間中に積極的に質問して、いろんな方とコミュニケーションをとってみたいそうです。
業務で実施している始業点検のチェックシートの記入と、シート記入漏れ防止ツールを開発中で、実用化を目指しているほか、越境学習のことを職場の周りの方々にも知ってもらい、改善できる業務が無いかを日々探していきたいということでした。
イムス富士見総合病院 森田さん 〜業務改善の浸透を試みる
河瀬さんと同期の診療放射線技師の森田さん。越境学習を通して、これまで紙媒体で行っていた業務を電子媒体にできるところは改善したり、人為的ミスを防げるような方法を出していきたいとおっしゃっていました。
GAS初級講座も受講され、一部の業務をGoogleフォームやGAS活用で置き換えることに着手されています。
今後は中級講座を受講して学習を進めると同時に、新たなツールを開発したり、作成したツールを試運転するために部署内に周知も進めていきたいとのことでした。
ファンテック川西さん 〜構造化データへの気づきを得る
ファンテックの川西さんは越境学習を開始してノンプロ研で学んだことで、「構造化データが重要」であることを知り、これまで社内で使用していたデータが構造化データではないものばかりであることに気がついたそうです。
また、通常の業務に加えての越境学習は「とても大変」とのこと。
そんな状況ながらも、現業務を改善して楽にしよう！と励んで学習を進められたり、ノンプロ研在籍の上司がマンツーマンでプログラミングをサポートしてくれることがとても嬉しかった、とおっしゃっていました。
イムス富士見総合病院 戸田さん 〜看護に専念できる環境を
イムス富士見総合病院の看護師の戸田さん。カルテ情報転記の自動化や、職場の管理職者に対してPCやGoogleWorkspaceの勉強会を開くことを目標にして越境学習に参加されました。
アウェイでの学びは、プログラミング学習は全くの初心者だったので苦労したそう。しかし普段管理職の立場である戸田さんにとって「教えられる立場」はとても新鮮で良いな、と感じられたそうです。
仕事場では講座の宿題をしながら、周囲の仲間にGASでどんなことができるかを見せてGASに興味を持ってもらうことを意識的に実行されているお話もありました。
戸田さんの最終目標は「看護に専念できる環境をつくりたい」とのこと。業務効率化によって書類やデータの打ち込み作業を１分でも減らすことで、看護師が患者さんのそばでケアをする時間を確保してあげたい、という想いをお話してくださいました。
以上、皆さんの発表をご紹介しました。
2022年3月期の越境学習は9月までとなります。最終発表での皆さんの報告が楽しみです！
当日の動画はYoutubeにアップロードされていますので、あわせてぜひご視聴くださいね。 >>>動画はこちら