このたび、2021年6月29日に「一般社団法人ノンプログラマー協会」を設立しました。
少し時間を要してしまいましたが、こうしてWebサイトも完成し、本格的に活動ができるようになりました。
今回は、一般社団法人ノンプログラマー協会の設立について、またその当初の活動についてお伝えします。
設立の経緯
ノンプログラマーの「『働く』の価値」を上げる
本協会の代表理事をつとめさせていただく私タカハシは、2015年に「株式会社プランノーツ」を設立し、これまで6年間、「ITで日本の『働く』の価値を上げる」をミッションとして活動してまいりました。
主に、非ITエンジニア職のビジネスパーソン(これを「ノンプログラマー」と呼んでいます)向けにプログラミングやITに関してのスキルや知識を身に着けていただけるよう、ブログや書籍などの執筆、企業研修、コミュニティ運営といった活動を通して支援をするというものです。
ノンプログラマーがスキルアップを実現できれば、それぞれの職場で「『働く』の価値」を上げることができます。たとえば、以下のような活躍が考えられます。
- 日々のルーチンワークを自動化することで、より創造的な仕事や学びのある仕事に時間を使えるようになる
- デジタル視点でビジネスを捉え、発想できるようになる
- ITの専門家とのコミュニケーションにおいて、ビジネスもITも両方の知識がある通訳人材として活躍できるようになる
あちこちの組織でこのように活躍する人材が生まれるのであれば、労働人口減少や市場の縮小を乗り越えて、むしろより豊かなビジネス環境をつくることができるはずです。
組織側のアップデートも必要
しかし、6年間活動をしてきて、その活動には足りていないものがあることに気づきました。
ITを学んだノンプログラマー人材が十分に活躍するためには、ノンプログラマーの学習だけではなく、それを活かすための組織側の変化も必要だったのです。
つまり、組織側の変化をうながすようなアクションも同時に行う必要があるのです。
そのような組織を増やし、そのような組織が一定の割合を超えた時点で、「IT学習を継続するノンプログラマーが当たり前に活躍する社会」が到来し、そこでようやく「『働く』の価値が上がる」土壌がととのうのです。
「協会」をつくる意義
組織側へのアクションでは、具体的には以下のような活動が考えられます。
- ITを学ぶノンプログラマーの活用とそのメリットを情報発信し、啓蒙する
- ITを学ぶノンプログラマーの活用を希望する組織の人材育成、組織つくりなどを支援をする
しかし、明らかにインパクトが出るような活動をするには、私ひとりではリソースが圧倒的に足りないのは明らかです。
そこで、この考えに賛同いただけ、その社会の実現にメリットを感じていただける、企業や組織を集めようと考えました。
- ITに関する教育を事業として取り組んでいる、または取り組みたい
- 社員をIT人材として活用することで、デジタルをフックとした市場優位性を確保したい
- ITを学ぶ環境を整えることで、人材確保を有利にし、従業員満足を達成したい
そういった企業や組織に会員として集まっていただき、少しずつリソースをお預かりすることで、インパクトのある活動ができます。その場が、「一般社団法人ノンプログラマー協会」です。
これからの活動について
8/15に「ノンプログラマー協会キックオフイベント」を開催します
本記事の執筆現在、まだ会員募集が開始できておりませんでしたが、ようやく準備が整いました。
それに際しまして、ご興味のあるみなさまに本協会について、またその活動についてお伝えする機会として、8/15に「ノンプログラマー協会キックオフイベント」を開催します。
そのイベント後から、会員募集をスタートします。どなたでも無料で参加できます。
詳細のご確認とお申込みは、以下イベントページから可能となっておりますので、ごらんください。
代表理事の活動
それに先んじまして、代表理事のリソースだけでできる活動として、以下を進めてまいります。
- 当サイトでの組織向けノンプログラマー人材活用に関する発信、啓蒙
- ノンプログラマー協会活動基盤の整備
- ノンプログラマー人材のスキル評価基準の素案作成
会員のみなさまとの活動
ご入会後は、Slackによるテキストコミュニケーション、またはZoomなどによるイベントにご招待します。そこで、ぜひ他の会員のみなさまや私と交流、情報交換をしましょう。
その中で、実現可能なアイデアが出てきたら、協会の活動として実施していきます。その際は、ご協力をいただければうれしく思います。
おわりに
以上、一般社団法人ノンプログラマー協会の設立について、またその当初の活動についてお伝えさせていただきました。
まだ、最初の小さな一歩ではありますが、こうして踏み出せたことをうれしく思います。多くのみなさまと協力して、ワクワクするような未来を創っていければと思います。
今後の活動について楽しみにしていただければと思います。
また、可能であればみなさまの組織も、会員としてご参加いただき、ご協力いただければうれしいです。
どうぞよろしくお願いいたします。